俳優の中村倫也が8月29日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)にゲストで登場。2018年放送の連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)で大ブレイクするまでの苦悩を語った。
中村は18歳の時、05年映画「七人の弔」で俳優デビューするも、20代に入ってからは不遇の時代があったという。その頃は「自分の需要のなさに見ないふりをして」愚痴ばかりこぼしていたのだとか。そんな折、ムロツヨシと出会い、25歳の時に酒席をともにしていて、いつものように愚痴っていたら「じゃあお前、何ができるんだ」と言われ、返す言葉がないほど腐っていた自分に気付いたそうだ。そして「仕事好きでやりたいから頑張んなきゃ」と、心を入れ替えたのだという。
中村は「これを言うと、またあの人の株が上がるから言いたくないんですけど」といいつつ、ムロは中村にとって「大恩人」なんだと明かし、スタジオを笑わせた。
番組視聴者の感想としては「ムロさんも、ムロさんの言葉で素直に自分を見つめ直すことができる中村さんも素敵です」「素晴らしい先輩方のおかげで今の位置にいることができたと素直に語る姿はさらに好感度が上がりました」など、ムロの株とともに中村自身の株も上がったようだ。
「無類の動物好きとしても知られている中村ですが、実は料理も得意。所属事務所の公式YouTubeで公開された料理の動画は大人気で、100万回以上再生されました。今年3月には、初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を上梓。演技だけでなく、いろんな引き出しを持った俳優です」(女性誌記者)
今後のさらなる活躍が期待できる役者の1人と言えるだろう。