お笑いタレントの東野幸治が9月12日、「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。自身のことを持ち上げる最近のネット記事に対して、警戒心をあらわにした。
東野がネット記事に言及したのは番組のエンディングトーク。ダウンタウンの松本人志が「最近、ネットニュースも東野のアゲ記事が妙に多い。あれ、なんなん。妙に持ち上げてるよな?」と発言すると、東野も「おかしいと思うんですよ。絶対何か、狙われてますよね? 過去の経験からこの後、俺、不貞とかバレるのかなって」と警戒。松本からは「(不貞が)“バレる”はアカンって」とツッコミを入れられていた。
ネットでは《雨上がり決死隊の解散報告の時のトークがよかったからかな》《雨上がりの一件がきっかけで再評価の記事が続いてるね。「上げて落とす」の準備段階だったら恐ろしいな笑》《東野さんはかつて有吉さんに「2軍のボス」と命名されたとおり、ここのところそのボスぶりを発揮する(せざるを得ない)機会が多かったのも関係あると思います》など「雨上がり決死隊解散報告会」での言動が影響しているのではといった声が多数寄せられた。
「9月10日にニュースサイト『オリコンニュース』が、東野をアゲた記事を配信しています。内容は番組でMCを務める時に自ら私見を語らずに場を回すことに徹底している姿勢を称賛するとともに、“血が通っていないキャラ”にも関わらず、これまで多くの後輩をフックアップしてきた、深い優しさがある人物であること。いまやお笑い界、さらにはテレビ界全体において最重要人物になっているというものでした。東野は10日深夜放送の自身のラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』でも自身の称賛記事に触れ『嫌な予感しかしなくて』『(記事を)信用してない』と警戒心を強めていました。
こういった記事が出た背景には、やはり8月17日にYouTubeとABEMAで放送された「アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会」での振る舞いも大きかったのだと思われます。コンビ解散の経緯説明などしんみりしがちな空気の中で、ゲストの出川哲朗が涙を流し、FUJIWARAの藤本敏史が取り乱すなどもありましたが、東野が要所要所でバランスを取り、バラエティ番組としてうまく成立させていました。ネットでも東野の評価は総じて高かったんです」(芸能記者)
ラジオでは落語家の月亭八方に教わったという「壁は上らずにう回しろ」「目指すところは超二流」といった言葉を挙げた東野。これなら仮に落とされる記事が出たとしてもダメージは少ないかもしれない。
(柏原廉)