コロナ禍になってから、夫婦関係が悪化したという話をよく聞くようになりました。でも、なんとか課題を乗り越えながら2人でうまくやっているという夫婦もいるかもしれません。中には、コロナ禍で夫婦関係がよくなった夫婦もいるようなんです。それは、とくに共働き夫婦に多いそう。一体どうしてなのでしょうか。
リクルートブライダル総研が2021年2月から3月に実施した『夫婦関係調査2021』の結果から、それを知ることができます。
調査によると、夫婦関係に満足している割合は全体で67.2%。夫婦関係満足度について聞くと、「専業主婦世帯」では夫の満足度は上がり、妻は下がる傾向。「兼業主婦世帯」では夫・妻共に下がり、「共働き世帯」では妻・夫共に満足度が上がる傾向となりました。結果、妻の満足度が上がったのは共働き世帯だけでした。
その理由として、どうやらテレワークに関係があるようです。共働き世帯は「テレワーク利用」頻度が高かったものの、専業主婦世帯や兼業主婦世帯では「家事時間」が増加した妻が目立っており、「心理的ストレス」と「身体的疲労感」の増加割合が高かったからのようです。
テレワークは、働く人にとってはストレスを軽減しましたが、家事担当者にとっては、家事時間が増えたことからストレスが増したようですね。家事時間の増加を解決するために、うまく夫婦でシェアできればいいのかもしれませんね。