「夕方になると脚がむくむ」「毎日メイク必須だから肌が荒れがち」「気付いたら鼻のあぶらがテカテカ」「オフィスカジュアルの職場は服代でお金がかかる」など、これまで働く女性にはこんな悩みがありましたよね。とくに、メイクや身だしなみのことって女性には切実でした。
でも、テレワークが一般的になり、そんな悩みは大幅に軽減されました。自宅でなら、仕事中でも自由にストレッチなどの軽い運動はできますし、メイクもしなくてOK。洋服も楽な部屋着で過ごせます。とはいえ、テレワークによって新たな悩みも出てきたようです。
仕事がまったくはかどらず、すぐにお菓子を食べたりネットをしてしまったりという、仕事への集中面の悩みです。たしかにオンオフの切り替えは難しいものです。
眼科医である猪俣武範さん監修「最高のデスクワーク」(クロスメディア・パブリッシング刊)によると、テレワークでは通勤やちょっとした移動などの機会がなくなるので、運動不足を招きやすいのだとか。そのため、テレワーク勤務の日は、必ず運動する習慣をつけるといいそう。
オススメは、早朝の散歩やジョギング。朝日を浴びれば体がシャキッと目覚め、1日のリズムがつくりやすくなるそう。さらに、汗を流した後でシャワーを浴びれば、頭を仕事モードに切り替えやすくなるので、仕事に集中しやすくなるというわけです。
また、営業サポート・コンサルティング代表である菊原智明さんの著書「テレワーク・オンライン時代の営業術」(日本能率協会マネジメントセンター刊)によると、仕事に入る前のルーティーンを持っておくといいのだとか。
例えば、菊原さん自身、仕事に入る前の数分間は毎日同じ行動をしているそう。朝起きたら前向きな言葉を唱え、顔を洗い、鼻うがいをして、水をコップ2杯飲む。これを毎日同じタイミングで行うことで、自然に集中力が高まっていくのだそうですよ。
テレワークの悩みはまだまだありますが、この切り替え問題が解決すればかなり楽になりそう。これらの工夫をしながら、うまく自分をコントロールしていきたいですね。