人気お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、10月27日に処女小説「むき出し」を出版することが明らかになった。10月6日の自身のツイッターでもこのことを報告。「人に優しくなれる本になっていて、本を普段読まない人にも読んで欲しい」という言葉とともに小説の表紙をアップ。「こんな日が来る事を夢みて生きてました。生きとし生けるものに感謝」と喜びの言葉を綴っている。
「兼近の小説家デビューについて、小説家芸人の先駆けで芥川賞作家のお笑いコンビ・ピースの又吉直樹は『優しい眼差しが 純粋な言葉が 誠実な覚悟が 重要な小説を生んだ』と推薦コメントを寄せています。実は兼近は、又吉の小説を読んで芸人を志したという経緯があるんです」(芸能記者)
このことが明らかになったのは、昨年放送された番組「霜降りミキXIT」(TBS系)に出演した時のこと。番組冒頭で兼近は「又吉さんの本から芸人になろうと思って」とコメント。それを受けて又吉は「後輩で僕の本を読んで芸人なった人がいるって聞いていた」「さぞかし暗いヤツなんやろなと思って‥‥見たら兼近やった(笑)」と笑いながら答えた。
「同番組では、兼近が番組企画で発表した20数行の『ペライチ小説』も絶賛されました。実は小説の出版は、以前から計画していたようで、昨年出演した『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも『仕事をセーブしている』と近況を語り、その理由として『自叙伝を書くから』と明かしていました」(芸能ライター)
また、昨年7月に更新した自身のツイッターでは「人生初のペライチ小説書いてみた」と短文の小説を発表。その繊細な文章から、フォロワーからは「なんかすごく引き込まれる文だったよ」「兼近先生! 芥川賞取る日も近いですね!」などの声が寄せられた。
「今回の『むき出し』の出版で、あこがれの又吉のように兼近も芥川賞を少なからず目指していると見られます。『火花』のように、映画化される可能性もあるかもしれませんね」(前出・芸能ライター)
夢叶って小説家デビューを果たした兼近。果たして、芥川賞を獲得することができるのか。
(窪田史朗)