現在公開中の映画「マイ・ダディ」。ムロツヨシ演じる主人公の牧師・御堂一男が、白血病に侵された愛娘のためにドナー検査を受ける中、実はほかの男性の子供だという事実が発覚。その葛藤に苦悩するというヒューマンストーリーだ。
「『マイ・ダディ』は、ムロツヨシの映画初主演作品。3年前に彼がこの台本と出会い『この世界にいたい。この人(一男)になりたい』と出演を即決。今年で役者人生25周年を迎え、コメディからシリアスまで自在に演じる彼の魅力が凝縮された映画となっています」(週刊誌記者)
ムロツヨシのほかに、主人公の娘・ひかり役にはオーディションで選ばれた期待の新星・中田乃愛。妻の江津子役に奈緒。お笑いコンビ・平成ノブシコブシの徳井健太も出演しているが、意外な才能を発揮して注目を集めているのが毎熊克哉だ。
毎熊が演じたのは、一男の妻・江津子が結婚前に交際していたヒロ。メジャーデビューを夢見て、路上でピアノの弾き語りをするのだが、この時のピアノの腕前と、美しい歌声が素晴らしいと映画を観た人から「意外に歌ウマの毎熊克哉に驚き」「すごく上手でイメージになかった繊細な歌声(ほめてます)」「あれはデビュー出来そうなレベル」などのコメントがSNSに上がっている。
「今回の役を演じるにあたり、毎熊は『弾き語りの練習はヒロを理解するためにも、必死で鍵盤と向き合いました。ストリートで歌うシーンは僕にはとても荷が重く、今思い出しても胃が痛くなりますが(笑)』と話しています。毎熊が思わぬ才能を発揮できたのは、もともと持ち合わせるリズム感によるところが大きいのではないでしょうか。毎熊の特技はストリートダンス。彼の母親は地元のカルチャースクールでジャズダンスやバレエの講師を務める元ダンサー。上京してからは、日本ダンス界の大御所・EIJIのもとでダンスを習い、多い時には週3回1日6時間踊っていたそうです」(芸能ライター)
昨年はヒットドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)に出演。番組の公式インスタグラムではダンス動画も話題となった。
今作で、素晴らしい歌声を披露した毎熊克哉。歌手デビューする日も近い?
(窪田史朗)