あご周りのたるみが気になったら、たるみを引き起こす要因がないかどうかをチェックすることが大切です。とくに、姿勢の崩れや頭皮のこり、むくみや血行不良が原因であることが多いですよ。次のようなケアを習慣化してたるみを撃退し、あごのラインをシャープにしましょう。
■姿勢を改善する
スマホを見ながら長時間下を向き続けたり、長時間のデスクワークなどで猫背になったりしている場合は要注意。姿勢の悪さが習慣化・長期化すると、顔周りの筋力低下や重力によるたるみ、血行不良を起こしやすくなります。まずは姿勢を整えてあごを引き、真っ直ぐ前を向く時間を作りましょう。慣れてきたら少しずつよい姿勢を続ける時間を伸ばし、無意識でもできるようにしていきます。姿勢を正すのに必要な筋力を鍛え、代謝も上げていきましょう。
■洗顔時のマッサージ
重力に負けてたるみを起こしていたりむくみによる不調があったりする場合は、マッサージが効果的です。これを習慣化するには、別の行動にあわせて行うのがオススメ。たっぷりの泡で洗顔と同時に行えば、滑りもよく手軽に行うことができます。顔にも手にも泡をたっぷりのせた状態で手指の腹を使い、あごの真ん中から耳の下にかけて心地よい圧力で押しながら滑らせていきます。ゆっくり、10回程度行いましょう。
■入浴時の頭皮マッサージ
顔の皮膚とつながっている頭皮も、ケアすべき部分。顔よりも上にある頭皮からたるみが起こると、顔やあご周りのたるみも加速してしまいます。入浴時、シャンプーで髪を洗いながらマッサージを行うのが手軽でオススメ。たっぷりの泡がのっている状態で、手指の腹で耳の後ろから頭のてっぺんに向けて引き上げるように、心地よい圧力で指圧しながら指を動かします。頭のてっぺんまで動かしたら手を止め、頭のてっぺんを心地よい圧力で5秒程度グ~ッと指圧。すっと脱力し、また耳の後ろ部分から引き上げましょう。5回程度、疲れを感じているときは心地よい範囲で回数を増やして行いましょう。
どれもたるみだけでなく、髪質の向上や顔の肌トラブルの改善にも役立ちます。顔周りを全体的に上に引き上げることで、明るくはつらつとした表情に整え、日々を楽しんでくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)