医師でタレントのおおたわ史絵氏が10月11日に自身の公式ブログ「ただいまネイチャー中」を更新し、野菜を摂取する食生活が新型コロナウイルス対策に有効だとする論文を紹介した。
この日、おおたわ氏は「野菜とコロナ」と題したエントリーにて、「今朝はこんな医学ニュースを見つけました」と書き出し、野菜や果物といった植物性食品の摂取量が多い人は、少ない人に比べ、コロナの発症率が9%低く、重症化リスクは41%も低いとする研究結果を報じるニュースを掲載した。
これは米マサチューセッツ総合病院のジョルディ・メリノ氏らの研究によるもので、59万人以上の成人を対象に実施された調査結果だという。
おおたわ氏は「野菜は良いらしいというニュースですね」とし、「食に気をつけているひとは衛生管理にも気をつけているから感染しにくいんじゃないか?とも考えられますが、それでも野菜は良さそうです」と言及。最後には「最近の私のサラダ画像」として彩り豊かな山盛りの野菜サラダの写真を添え、「みなさまもご一緒にどうでしょうか?」と野菜生活を推奨した。
「厚生労働省が、基礎疾患を持つ人や、BMI30以上の肥満に該当する人にワクチンの優先接種を認めていることから、やはり普段の食生活がコロナ感染後の重症化リスクに多少なりとも影響を与えることは考えられるでしょう。ネットでも、おおたわ氏が紹介した野菜とコロナに関する研究結果には、『ワクチンに頼らない、感染症の予防や風邪の基本の治し方を心得て日々備えておくことは大事。こういった論文はテレビでももっと取り上げるべき』『医食同源という言葉もありますし、食事と免疫力には大きな関係があるでしょうね』『自己免疫を高めておくことは何事にも大事なこと』『ある程度説得力はあると思う』『ちゃんと食べて、ちゃんと排出して、ちゃんと寝る。このちゃんとが根本的にできてない人が多い』などといった書き込みが多数。バランスよく栄養を摂ることの大切さを説く人が多かったです」(テレビ誌ライター)
医師である同氏が、日々の食生活の中でふんだんに野菜を取り入れていることもまた、コロナ禍に限らず、植物性食品の重要性が伝わったのではないだろうか。
引き続き感染対策への意識を持ちつつ、日頃の食事を見直すことも健康維持には有効な方法だと言えるだろう。
(木村慎吾)