NHKの朝ドラ「マッサン」で一躍全国区の顔になった米女優シャーロット・ケイト・フォックスと、人気子役・芦田愛菜がW主演したドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)が、目も当てられない視聴率とともに第9話で打ち切りとなった。
「通常ならもう少し早く打ち切りなってもおかしくないレベル。旬なキャストがおらず、野島伸司氏の脚本も古臭い。話の流れもありきたりで、コメディーなのかシリアスなのかも曖昧。これで視聴率が取れると思ったスタッフの感覚を疑います。W主演の2人だけでなく、加藤清史郎や寺田心など、この作品に出演したことがキャスト全員の黒歴史になったのは間違いありません」(テレビ誌ライター)
フジテレビといえば、福山雅治主演の「ラヴソング」も月9史上ワースト視聴率で大コケ。恥をかかされた形の福山は、フジテレビに絶縁状を叩きつけたと言われている。
「福山同様、『OUR HOUSE』の打ち切りで商品価値が暴落した芦田サイドも大激怒、『もうオファーは受けない』とフジに告げたようです。打ち切り女優のレッテルが貼られたことで、今後はCMも激減するのでは。シャーロットもフジ恐怖症に陥っているといいます」(テレビ関係者)
視聴者どころか、役者たちにまでそっぽを向かれたフジテレビだが、放送前までは「OUR HOUSE」に絶対の自信を持っていたという。フジテレビ関係者が明かす。
「実は、野島さんから『北の国から』のような長編作品にしたいとの提案を受け、映画化まで決まりかけていたんです。今となっては鼻で笑われるような話ですが‥‥」
フジテレビの野望は「泡の家」となって、跡形も泣く消えたわけだが、お茶の間との感覚のズレはどうにも深刻なようだ。