V6がついに解散した。森田剛はジャニーズ事務所を退所し、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健、岡田准一は現行のまま。坂本&長野&井ノ原によるユニット・20th Centuryも活動を続ける。
森田はグループイチと言っても言い過ぎではないほど、過去の交際がつまびらかに報じられてきた。最初は上戸彩。01年に放送されたドラマ「嫁はミツボシ」(TBS系)で共演して、翌02年に写真週刊誌「FRIDAY」が熱愛をスクープ。23歳の森田に対して、上戸は17歳で未成年。所属事務所から歓迎されず、8年も続いた真剣交際は終わらされた。
35歳になると、艶系女優の美雪ありすと交際。スクープしたのは「週刊女性」で、直撃された際は美雪を先に帰らせ、「俺の写真を使ったり、名前を記事にすることはいいんだけど、彼女は大変なんです。女の人だし、特殊な仕事じゃないですか」と守った。これで“森田株”は爆上がりしたが、交際は2年弱で終幕した。
森田が交際相手に対して実直なのは、実母の影響があるのではないかと芸能ジャーナリストは分析する。
「お母さまは10代でデキ婚して森田を出産。彼が10代~20代の時は、実家の埼玉県内でスナックバーを経営。集まったファンに剛の幼い頃の写真やエピソードを大盤振る舞いしました。しかし、派手な営業をして問題になったこともありました。剛さんの真面目な女性遍歴は、母の反面教師かもしれません」
森田の妻で女優の宮沢りえも、92年ごろに“りえママ”として世間を賑わせた実母・光子さんに翻弄された芸能人生だった。小学生からキッズモデルで、16歳で芸能界デビュー。18歳で出版した写真集「Santa Fe」は155万部も売り上げて社会現象になったが、仕掛けたのは光子さんだった。19歳の時には、相撲界のプリンスだった貴乃花(当時は貴花田)と婚約。2カ月後に解消されたが、光子さんのプロデュースに日本中は沸いた。
実母にセールスされた10代を過ごした森田と宮沢は、16年の舞台共演を機に交際し、18年3月にゴールイン。森田は、初婚でいきなり小学生の女子のパパとなった。
ジャニーズ退所直後の11月20日、森田が出演している有村架純の主演ドラマ「前科者」がWOWOWで放送・配信。同作は来年1月の劇場公開も決定している。一方の宮沢は、唐十郎の傑作戯曲「泥人魚」が12月6日に幕開け(~29日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)。一流俳優夫婦は22年も安泰だ。
V6とジャニーズから巣立った後は、宮沢と同じく個人事務所で挑戦する森田。42歳の再スタートも明るくなることを願いたい。
(北村ともこ)