女優の橋本環奈と上白石萌音が11月9日、Wキャストで主演を務める舞台「千と千尋の神隠し」の製作発表会見に登場。それぞれ、意気込みを語った。
同舞台は01年に公開された宮崎駿監督による名作アニメーション映画の舞台化。来年3月から東京・帝国劇場を皮切りに大阪、福岡、北海道、愛知などで上演される予定だ。
会見では、橋本演じる主人公の千尋が花の中をかき分けていくバージョンと上白石演じる千尋がどこまでも広がる青空と水面の中に立ち尽くすバージョンの2種類のポスタービジュアルをお披露目。橋本は「新しい体験でワクワクドキドキしてきました。本当にやるんだなと実感します」とコメント。上白石も「もう後戻りできないという思いです。いよいよ始まるという高揚の中にいます」と語った。
ポスターの撮影ついて、橋本は上白石と同じ日に撮影したことを明かしつつ、「出来上がったポスターを初めて見させていただき、始まるんだというワクワク感。ちゃんと千尋としてポスターを飾れてうれしい。萌音ちゃんの雰囲気も(自分と)違ってすごいなと思いました」とコメント。
上白石も「(橋本は)当たり前ですが、まあかわいい(笑)。1枚の絵としてすてきで、とてもきれい」と絶賛。自身については小さい時から千尋に顔が似ていると言われていたことを明かし、「自分でも(似ていると)思い、割としっくりきました。ここから内面も千尋に寄っていけるように頑張りたいです」と語った。
ネットでは《2枚ともなかなかの再現度だなぁ。千尋に似てるのは萌音さん。環奈さんは可愛すぎる》《萌音ちゃんがまさに千尋そのもの! 環奈ちゃんは可愛すぎて千尋じゃないなー。でも、衣装や髪型など、見事な再現度ですね》《コレいい! キレイなビジュアルで寄せ感もいいですね。期待が止まらない》など原作の再現度に称賛の声が挙がった。
「会見の冒頭にはスタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏も登壇。舞台化については宮崎駿監督と『嫌になるくらい話した』そうですが、許諾に関して宮崎監督は『いいよ』という簡単なひと言だけだったそう。その理由は『あんなに多くの人に支持されたのだから、もうこの映画は自分のものではなく、皆さんのもの。もう手を離れた』と鈴木氏の口から語られました。本舞台の翻案・演出を務めるジョン・ケアード氏は映画を初鑑賞した時から『演劇的な作品』と感じていたそうで、『映画のキャラクターよりさらに“カラフル”。楽しい作品になると保証します』と宣言していました」(芸能記者)
カラフルなポスター公開だけで話題となる同舞台。主演の2人も人気女優だけにチケット争奪戦は必至だろう。
(柏原廉)