2ちゃんねる創設者のひろゆき氏が11月11日に自身のツイッターアカウントを更新。「遅刻」に関して持論を展開し、多くの反論が集まる事態となった。
ひろゆき氏は、YouTube動画の中で言及した「遅刻をしても成果をあげれば問題ない」との主張について、説明を補足。動画では遅刻について「正しいことを言いたがる大人って『遅刻しないほうがいいですよ』って言うんですけど、遅刻をしないことより、もっと大事なことがあるんですよ。外形的には、成果をあげて、さらに遅刻しない人のほうが、確かに優れてるんですけど、遅刻をしないことより、成果をあげることのほうが大事なんですよ。なので、成果をあげられるんだったら、遅刻なんかいくらでもしていいんですよ。本当に重要なのは、成果をあげることなんですよね」と述べていた。
加えて、今回のツイートでは「『優秀な人は時間を守る』という人は無能説」との自説を展開すると、「無能の周りにいるのは無能。周りに無能しかいないので、時間を守る無能と時間を守らない無能しか知らない。優秀な人は多くの仕事を頼まれたりトラブルがあったりして遅刻したり締切過ぎたりする。無能は時間に余裕がある」と主張。いずれの持論においても、最も重要なことは“時間を守ること”ではなく、“成果をあげること”で、動画内では、成果を出せるのであれば、どれだけ遅刻しようが問題ないと語っている。
「遅刻したか否かよりも、成果の有無が重要だと主張する同氏ですが、同ツイートのリプライには『これ言ってるのひろゆきさんだけだと思う。優秀な人は時間を守るよ』『それはなんか違うかも』『偏りすぎな考えですね笑』などの指摘が見られ、“優秀な人は、無能な人に比べ、多くの仕事を頼まれ、トラブルを抱えることが多い”との主張についても、『たぶん本当の有能は間に合わない仕事はそもそも断るか、納期を交渉すると思いますよ。トラブルは仕方がないにしても、トラブルがあっても対処できるスケジュールをまずは設定するのが有能なのではないかと』といった指摘が散見。
ネット上でも『遅刻する人間は時間を守るという簡単なことも出来ないんだなと思ってしまう』『遅刻や締め切りを過ぎる人は自分のキャパを把握できていない無能。いちばんタチが悪いタイプだね』などの反論が多く、加えて、そもそものひろゆき氏が遅刻魔であることを公言してきたこともあり、『自分の遅刻を正当化してるだけ』とする声もありました」(テレビ誌ライター)
時間を守らないことは相手からの信用を無駄に損なう行為であり、ビジネスマンであれば、時間厳守を徹底しておきたいところである。
(木村慎吾)