俳優・綾野剛が主演する月10ドラマ「アバランチ」(フジテレビ系)の第1部が完結する第5話が11月15日に放送され、ネットには称賛コメントが殺到した。
このドラマは、綾野演じる主人公たち「アバランチ」が政治家や官僚、大企業ら富と権力を持った強者の悪を暴く劇場型ピカレスク・エンターテインメント。第5話では「アバランチ」発足の理由と真の目的が明かされ、視聴者からは「まるで映画1本観たような満足感」「まるで映画。心臓のばくばくが止まらない」「いちばん感じたのは映像美だよね」などのコメントが寄せられた。
中でも注目すべきエピソードは、失意の中、警察を辞めて小さな町工場で働き始める主人公の羽生(綾野)。ところが、その工場の社長・和泉が取引先を失いたくない一心で先方の担当者に現金を渡しており、工場で働く娘・あかり(北香那)は父親に反発。しかし、一方的に発注を打ち切られ窮地に立たされると、あかりは担当者に金銭授受の証拠を突きつけるも暴行を受けてしまう。しかし、あかりはあきらめない。担当者が暴行する動画を羽生に見せ「この動画、世に出す。工場のこともあきらめないから。新しい取引先を探す」「正義は勝つよね」と言い放つ姿に、羽生は「アバランチ」への参加を決意するのだ。
「あかりを演じた北の熱演ぶりには、『圧倒的な存在感』『北香那さんっていうのね。今後めちゃくちゃ注目するわ』など絶賛の声が上がり、今後の活躍に期待するコメントが寄せられています」(芸能ライター)
北は2017年にオーディションを突破して、人気ドラマ「バイプレーヤーズ」シリーズ(テレビ東京系)で中国人のジャスミン役に抜擢され、共演した俳優・松重豊も「我々を前に物怖じせず、こちらが刺激を受けている。6人を活性化させてくれる」と絶賛している。
「今作は、2019年に公開された映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得した藤井道人監督がチーフ演出を手掛けた力作。第5話で第一部は完結しましたが、22日からは第二部がスタート。女優として北の再登場も期待がかかるところです」(前出・芸能ライター)
「アバランチ」の第二部はもちろん、女優・北香那の今後の活躍にも注目したい。
(窪田史朗)