人間関係で悩んだりすると、友だちや自分のいいところを見失いがち。でも、よく考えてみてください。あなたとトラブルになった相手もいるけれど、好きだなあという友だちもいるのではありませんか?
もし今、あなたの周りにいる友だちにシンパシーを感じる相手がいないとしたら、学生時代の友だちなど、最近はあまり会っていない相手でもいいので、誰かひとりを思い浮かべてみてください。そして、その友だちとの思い出をたどりながら長所を5個以上書いてみてください。例えば、明るい/健康的/優しい/お洒落/賢いというように、簡単なものでOKです。
同様に、自分のことも振り返って書いてみてください。こちらは10個以上(誰かのことより自分のことが大切なので、友だちの倍の数を書くのです)。「自分のいいところはなかなか出てこない。短所しか思い浮かばない」という方がいらっしゃいます。そういう方は、自分の短所を長所に書き換えてみてくださいね。大雑把という短所は大らかという長所、神経質という短所はきめ細やかという長所という具合にです。
こうして考えていくと、すぐに何個もの長所が出てくるのではないでしょうか? こうして、友だちと自分の長所の両方を思い浮かべるという作業を、何日か続けてみてください。友だちは、今日はあの人なら明日は別の人と、ときどき変えてくださいね。変える相手がいなくなったら、あなたの家族や親戚、近所のコンビニの店員さんや好きな芸能人などでもいいです。変える相手がいなくなったら、また同じ人に戻って考えてみましょう。
長所を書き続けると、自然に元気になっていきます。絶望の淵にいる人でも、100日間続けると立ち直る人が多いです。まずは、元気に笑顔で過ごすことが恋愛体質の基本。そうなるためにも、悩んだときには試してみてくださいね。
安藤房子(あんどう・ふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中