俳優の坂上忍がMCを務める昼の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)が来春に打ち切りになると12月7日発売の「女性自身」が報じた。
同記事によると「バイキング」は約32年続いた国民的バラエティ番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)終了後の新帯番組として14年4月にスタート。当初、坂上は月曜日のみのMCだったが、ほかの曜日が視聴率で苦戦する中での打開策として、15年春から月曜から金曜までの総合MCを務めることに。結果、17年7月には視聴率8%と同時間帯で1位となった。
20年9月からは「バイキングMORE」とタイトルを改め、放送時間を拡大したばかりだが、来年3月末での打ち切りが内定したという情報を同誌取材班がキャッチしたという。
番組終了の原因は、まず第一に視聴率の低迷。放送時間を拡大したことでかえって番組全体の平均視聴率が低下してしまい、他局の番組に大きく後れをとってしまったという。また、坂上のトレードマークでもある歯に衣着せぬ発言も問題視。2、3年ほど前から視聴者や出演者からハラスメント的な発言と指摘されるようになった。さらに坂上のギャラの高騰も大きな理由だとか。フジテレビ関係者の証言として坂上の1日のギャラは100万円前後。年間だと2億円以上となる。これがフジテレビにとって大きな負担。フジテレビは数年来の業績不振に陥っており、希望退職者を募っているだけでなく経費削減のため番組制作費も年々下がっているとのこと。坂上も経費削減のためのリストラ対象となったと考えられる。
取材班は12月2日の朝、愛犬たちとの散歩を終え、自宅へ帰ってきた坂上を直撃。坂上とフジテレビの関係がズレ始めていることについて尋ねられた坂上は「『バイキング』は拡大しています」「少なくとも(フジテレビには)これだけお世話になっているわけですから、関係がまずいわけがなく、そこらへんは無理してそうやって書かないようにしたほうが僕はいいと思います」と関係悪化を否定している。
「バイキングMORE」がこれからも続いていくのかという質問については「そういう話を僕個人に聞いたところで、あんな大きな番組、僕の意見って関係ないですよ。それはまず、フジテレビさんなんじゃないですか」と否定も肯定もせずに自宅へ戻っていったという。
ネット上では《フジと関係マズくなくても視聴者との関係はマズいんじゃないの?》《仲の良し悪しは知りませんが、テレビ各局みな台所事情は苦しいようですから、ギャラ単価の高い大物芸能人は切られるのでしょうね》《シビアに視聴率の問題では。個人的にはひるおび派》《坂上を使いたい理由を知りたい。こんなに視聴者から嫌われていて、コメントも大したことないのに司会者してるってどういうこと?》など、否定的な声が多い。
「同記事でも触れられていますが、『バイキングMORE』打ち切り説の原因の第一は視聴率低下です。特に民放は視聴率至上主義のため、坂上が視聴者からどんなに評判が悪かったとしても数字を取っていれば問題はありませんでした。しかし、その前提が崩れてしまったので、くすぶっていたパワハラ問題と経営不振による経費削減が結びついて、打ち切り説が一気に現実味を帯びたのでしょう。極端なことを言えば数字を取っている間は“蜜月”で、取れなくなったら容赦なく切られる世界ということです」(芸能記者)
やはり“蜜月”は終了したのか。
(柏原廉)