食生活を見直しているはずなのに、どうして便秘が治らないの……? そんな場合は、便秘を招きやすい次のような習慣がないか、確認してみましょう。
■ストレス過多
腸はストレスの影響を受けやすいため、それによって便秘や下痢を招くことがあります。便秘だけでなく下痢に悩まされることもあるため、心身のストレスは溜め込む前に解消することが大切です。無理をし過ぎず、休養を取ったり身近な人に悩みを相談したり、軽い運動をしたりしてストレスを溜めにくい状態に整えましょう。
■姿勢が悪い
姿勢が悪いと、腸が圧迫されて不調を起こす可能性があります。猫背やゆがみが気になる場合は要注意。また、血行を滞らせ、代謝の低下や冷えを招きやすくもなります。姿勢が悪い分、どこかに負担が集中して不調を起こしやすくなるのです。デスクワークや自宅でリラックス中のときなど、何かを長時間続けるタイミングでの姿勢は、とくに意識して注意しましょう。
■運動不足
体を動かすことは、腸への刺激となってその働きを活性化させます。また、スムーズな排出には筋肉の働きも不可欠です。そのため、日々適度な運動をして筋力を維持し、全身へよい刺激を届けることが重要です。適度な運動が習慣になって代謝が高まると、便秘になりにくくなるだけでなく、肌トラブルや太りやすさの改善にも繋がりますよ。
便秘の解消方法は、食生活だけとは限りません。食事、運動、休養のバランスを整えて、体内を健康な状態にすることが重要です。逆にいえば、便秘を防ぐ生活習慣は、健康維持やアンチエイジングも支えるということ。不調なく若々しい自分で過ごすための習慣として、ぜひ意識してみてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)