12月19日に放送された人気演芸番組「笑点」(日本テレビ系)の大喜利の中で、メンバーの落語家・林家三平が年内で番組を卒業することが発表された。
番組終了後、旅立つ気持ちを三平は「先輩たちのレベルの高さ、スキルの高さ、いつも肌で感じていた」といい「自分でもう一度修業し直さなければならない」と思い、番組から離れることを決意したという。
さらに「心残りはすべて心残りですけど、それを断ち切って、前に進まなければならないと思っていました。それがいちばん大切なことでしょ。自分にとって今甘えちゃいけない時です」と、真剣なまなざしで語った。
三平は、5代目司会・桂歌丸さんの番組卒業に伴い、大喜利メンバーの春風亭昇太が司会に就任したことで、2016年5月29日放送からレギュラーに就任した。その時には「噺家冥利に尽きます。(笑点での)キャラクターはこれから作り上げていくものだと思う」と抱負を述べていた。
今回の発表に視聴者からは「確かに面白くはなかったけど、そこそこ頑張ってはいたので気の毒な気がする」「実力不足は否めません」「初めから無理な人選だった。ウケすぎなくて本人も辛かったろう」など、労いつつも厳しい声が上がった。
「本人も話していましたが、大喜利メンバーになってからの5年半、座布団10枚に達したことは一度もありません。ほかのメンバーからイジられての笑いはありましたが、彼の回答で妙な空気になり、出来が悪く客席から苦笑されることもありました。そのことは三平自身がいちばん身に染みていたでしょう」(芸能記者)
視聴者から「戻ってきてほしい」と言われたら、その機会はあるかもしれないとも語った三平。ますますの精進を期待したい。