8月8日、17日間にわたった投稿オリンピックの熱戦に幕が下りると、NHK総合では、国立競技場にて催された閉会式の模様を生中継。その実況という大役を担ったのは、やや“天然グセ”のある桑子真帆アナウンサーだった。
桑子アナといえば、2018年の平昌冬季オリンピック開会式の生中継にて「今日の閉会式を通じて、力強く表現された平和への願いも大切にしたいですね」といきなり大会にピリオドを打ってしまう、超初歩的ミスを犯したことでも話題に。さらに、同年の大晦日には「第69回NHK紅白歌合戦」で、白組が優勝したにも関わらず、「紅組に優勝旗が渡されます」と痛恨のミス。1年のうちに2つの大舞台で言い間違いをやらかす“前科”があったことから、桑子アナが東京五輪閉会式の中継を担当ことには、周囲から心配の声も上がっていたという。
そして、その不安は奇しくも的中してしまった。
「閉会式の序盤、20時39分頃、日本選手団が入場する場面でした。アーティスティックスイミングの日本代表らが、『マーメイドジャパン 開催してくださりありがとうございました』と日本全国へ向けた感謝の思いを綴った日の丸を掲げていたシーンが映ると、桑子アナは『あー、マーメイドジャパン。新体操の皆さんですね』と誤って紹介。すると、20時51分頃には、『先ほど、私、マーメイドジャパンを新体操と紹介してしまいましたが、アーティスティックスイミングの皆さんでした。失礼いたしました』と訂正し、謝罪しました。
ネットでは、『イチイチ揚げ足取りすぎ』『誰にでもミスはあります』などと擁護する声のほか、『またですか?』『大舞台で毎回言い間違いしてるよ。大きなイベントの致命的なものでも、今回で3回目』『しかしまぁ、NHKもよくこの人を重要な場面で起用したがるよね』との指摘や、『やらかさなければ桑子アナではない』『いつもの桑子アナで安心しました』といって声まで出る始末です。それほど大きなミスというわけではないものの、言った直後ではなく、10分以上経過してからの訂正ということで、単なる言い間違いというよりは、根本から認識を誤っていた可能性を指摘する声も多かったですね」(テレビ誌ライター)
そうしたユルさも桑子アナの愛嬌と解釈されればいいが、NHKという局ではなかなかそれも難しそうだ。
様々な失言騒動が相次いだ2021年。2022年こそは、“お口にチャック”を心がけ、発言や言動に細心の注意を払ってほしいところである。
(木村慎吾)