日曜朝の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)レギュラーコメンテ─タ─として出演していた野球評論家の張本勲氏が12月26日の放送をもって卒業となった。この日は、張本氏が出演した23年間をダイジェストで振り返った。
そして、サプライズとしてビデオメッセージを送ったのは、元プロ野球選手のイチロー氏。
「張本さんロスが続出しますね。我々野球界の後輩に厳しいお言葉をいただいてきました。そのほとんどは叱咤でもあり激励でもあったと感じています。意図的に厳しいスタンスをとられてきた姿勢はまさに『あっぱれ』だったと思います。それは張本さんにしかできないことでこれからも出てこない」と大先輩を労った。
続けて「このコーナーは(張本氏の)“喝”があるから面白い。そんな側面もあるのだと思います。最後も盛大な喝をいただきたいので、このメッセージをお送りします。ハリー、お疲れ様でした。またいつかどこかで」と先輩を呼び捨てにした。
このメッセージに対し張本氏は「イチローに喝! 喝をもらいたいからわざと呼び捨てにしているわけですよ。これに喝だ!」と、イチロー氏の期待に応えた。
視聴者からは「イチロー氏のコメント、最高でした。そしてそれにしっかり応える張本さんの喝、あっぱれでした」「張さん、ウルっときた。野球界に一時代を築いた2人にあっぱれ!」など多くの人が感動したようだ。
「張本氏の“喝”に関しては、厳しすぎると炎上することもありました。今回のメッセージでイチロー氏が張本氏をリスペクトしている気持ちが伝わり、非常にステキな形での卒業となったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
張本氏にとって、素晴らしいはなむけのメッセージとなったようだ。