俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)が1月9日にスタートする。今回の大河ドラマは、鎌倉幕府の執権として武士の世の中を盤石にした北条義時の生涯と、将軍“鎌倉殿”(大泉洋)を支えた義時を含む13人の家臣団の姿を描く群像劇。初回は義時の父・時政(坂東彌十郎)と祖父・伊東祐親(浅野和之)が京での務めを終え、3年ぶりに伊豆へ帰郷。すると、祐親の愛娘・八重(新垣結衣)が罪人となっていた源頼朝と恋仲になり、男児を出産して大騒ぎに。
今回の脚本を手がけるのは、ヒットメーカーの三谷幸喜。「新撰組!」「真田丸」とこれまで話題の大河ドラマを生み出して来ただけに、今作にも期待がかかる。そんな期待を一身に背負って主役を演じているのが小栗旬だ。
「小栗は、昨年公開された映画『ゴジラVSコング』でハリウッド進出。さらに10月期には日曜劇場『日本沈没~希望の人~』(TBS系)がNetflixで全世界に公開されるなど、話題を呼びました。秋ドラマに続く2022年の大河ドラマ主演。しかも、三谷幸喜の脚本だけに、ヒットは確実視されています」(テレビ誌記者)
三谷は、小栗に対して「以前書いた作品で、若かりし頃の高倉健さん役で出演した際、ワンシーンだったにも関わらず、高倉健そのものに見えた」また「大河ドラマ『八重の桜』で吉田松陰を演じた時も、松陰にしか見えなかった」「小栗さんは顔つきや表情、もっと言えば背丈も変わるくらい役に憑依するタイプ」「そんな小栗さんがどんな義時を演じてくださるのか、とても楽しみ」と期待感を口にしている。
そんな小栗だが、今回の大河ドラマへの出演には、かなり頭を悩ませたようだ。
「本人は『1つのキャラクターを1年4カ月もの間演じ続けることに自分が飽きないでいられるかという不安もあり、悩んだ』。そんな時、『もしあなたがやったら、私はあと2年生きる』といった母の言葉が背中を押してくれたと小栗自身は話しています」(女性誌記者)
いよいよ始まる小栗旬主演の大河ドラマ。期待しかない。
(窪田史朗)