イラストを描いた段ボールなどの小道具を駆使した1人コントが人気の“もう中”こと、もう中学生。2009年から10年頃にかけて「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)などでプチブレイクしたが、その後は低迷。一時は引退も考えたそうだが、20年に有吉弘行のラジオ出演をきっかけに再ブレイク。21年10月には冠番組「もう中学生のおグッズ!」(テレビ朝日系)もスタートした。
そんなもう中に対し、同じ吉本興業に所属する芸人・ツクロークンの告発が1月13日発売の「週刊文春」に掲載された。
それによると、もう中のコントに使われている小道具はツクロークンが制作しており、自らが作った小道具が“もう中学生の作品”として世に受け入れられている状況に、違和感を抱くようになったという。そして、クレジットを入れるよう頼んだが「いつか割に合うお仕事を引っ張って来るから」と言われ、ツクロークンが制作していることは口止めされていたそうだ。
この報に対しネット上では「口外しないことを合意していたわけですし、後になってクレジットしてもらえないことが不満になったのならば、一旦もう中さんとの取引を止めて契約を締結し直すべきだったのでは?」「お笑い芸人なら他人のネタ作りに協力するより自分のネタを磨くほうがよかったんじゃない?」「違和感を覚えた時点で制作をやめればよかったのでは」など冷ややかな声が多いようだ。
「もう中は、アイデアも制作費も出して依頼していたようですし、2人とも同じ吉本所属の芸人。ならば、このような形で告発せず、内々に解決することはできなかったのか。もう中が売れたタイミングなだけに、ツクロークンの売名行為とも取られかねません。それだけに残念な報道ですね」(芸能記者)
所属事務所によると、現在は双方の弁護士を介して協議中だという。穏便な解決をファンは望んでいるに違いない。