感染研究の教授が伝授!意外と知らない換気ワザ

 オミクロン株が拡大する中、コロナウイルス感染対策はまだまだ継続して実施していきたいもの。そのためにはおうちでの換気も欠かせないため、毎日の定期的な「窓開け」習慣が身に付いている人も多いでしょう。でも、冬は窓を開けると寒いですよね。そんなときはどうすればよいのでしょうか。

 三菱電機の実験結果によれば、実はどこの家庭にもあるレンジフードのファンを回していれば、窓開けと同じくらいの換気量を確保できるそうです。

 この実験では、同じ建物内で窓を閉めて「24時間換気システム」による換気を行ったうえで、「レンジフードファンの弱運転を行った場合」と「行わなかった場合」における換気量を比較して測定。その結果、レンジフードファンの弱運転を行った場合は、行わなかった場合と比べて、リビングにおいて3倍以上の換気量を確保できることが分かったそうです。

■窓開けだけでなくレンジフードファンも活用しよう

 新型コロナウイルス感染症のクラスター感染・建築設備対策に関する調査研究に従事している、北海道大学大学院工学研究院建築都市部門教授で工学博士の林基哉さんは、「部屋の空気をきれいに保つには、まず十分な換気量を確保することが大切」とし、「気象条件に配慮しながら窓を開けたり、レンジフードファンなどの換気機器を利用したりして、十分な換気量を確保しましょう」と述べています。レンジフードファンは換気にもよいようなので、寒くて窓を開けられないときはぜひ活用してみましょう。

■空気のよどみの解消も大事

 また、前出の林さんによると、「部屋に滞留する空気を攪拌させながら換気すれば、空気中に偏在する有害物質の濃度をむらなく下げることができ、高濃度のまま他の人に届くことを防ぐ効果が期待されます」とのこと。「重要なことは、外気を取り込むだけでなく、室内全体の空気を効率的に排出することです」とし、換気だけでなく、汚れた空気が室内に残らないように室内の空気のよどみの解消を行うことを勧めています。そのために、扇風機やサーキュレーターを換気の際に活用するとよいようです。

 普段の換気についてはレンジフードファンを活用し、家族全員が揃うなど人が多く集まるときは窓開けにプラスしてレンジフードファン、扇風機なども活用しながら、効率的に換気をしたいものですね。

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