お笑いタレントの明石家さんまが1月22日深夜放送の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演。俳優の木村拓哉が日本アカデミー賞で“落選”したことに疑問の声をあげた。
さんまは自身が企画・プロデュースを手がけたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」が日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞したことを報告。
「報知新聞賞(報知映画賞)に選ばれると、報知新聞は読売(の系列)なんで、おそらくアカデミー5作品には残るだろうって言われてたんですけど」と言いつつ喜びを見せた。その流れでさんまは「報知新聞は木村だったんですね、最優秀男優賞は」と映画「マスカレード・ナイト」での報知映画賞・主演男優賞を受賞した木村が日本アカデミー賞に選出されなかったことに言及。正月特番の「さんタク」(フジテレビ系)で「俺ら2人、アカデミー賞選ばれたらどうする?」と話していたことを明かしつつ、「報知新聞は選んだけども、アカデミー賞はやっぱりなんか事務所のアレがあるのか、木村が入ってないんですよ」と疑問を呈した。
さんまは「さんタク」で話した際に木村は「僕は選ばれないですよ」と話していたことを明かし「案の定、『マスカレード・ナイト』は入っていないんですよ」と木村に限らずいずれの賞にも「マスカレード・ナイト」関連の受賞はなかったことに再度疑問を呈していた。
しかし、ネットでは《シンプルに演技力の問題でしょ!》《事務所は関係ないでしょ、二宮や岡田は常連なんだから》《さんまさん、昔からキムタクに肩入れしすぎ!》などの反論や苦言が続出した。
「木村はドラマ、映画などで節目の作品には主演男優賞などを受賞してきており、06年には映画『武士の一分』で日本アカデミー賞の優秀主演男優賞にノミネートされたこともあります。
しかし、当時の木村は同賞を辞退。理由は『賞レースには参加しない』という当時のジャニーズ事務所の方針のためだったのですが、日本アカデミー賞協会は本来水面下で処理するはずの辞退をわざわざ公表したことに不満がうかがえました。
その後、木村は17年公開の映画『無限の住人』では日本映画批評家大賞で主演男優賞を受賞しましたが、日本アカデミー賞には不選出。18年の『検察側の罪人』も期待されましたが、共演した嵐の二宮和也が優秀助演男優賞を受賞するに留まりました。今回も期待されながらも選出されなかったのは、単に演技力の問題だけとも言えないのかもしれません」(芸能記者)
果たして、木村が日本アカデミー賞を受賞する日は来るのだろうか。
(柏原廉)