お笑いタレント・藤井隆が「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系)で新たな司会に抜擢されたことが1月29日にわかった。
同番組は、吉本興業の重鎮で落語家の桂文枝が1971年から司会を任されている長寿番組で、51年もの歴史を誇る。2015年には「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録にも認定された人気番組だが、今年3月いっぱいで勇退することが決まった。
今月7日の会見にて文枝は、高齢により番組名物でもある椅子から転げ落ちるリアクション芸が困難になったと説明。昨年の放送50年という節目を迎え、引き際だと考えるようになり、その後任として藤井が選ばれることになった。
2005年にタレント・乙葉と結婚した藤井は、同番組の特番にも出演した経験があり、テレビ関係者によると、「温かい雰囲気で、新婚カップルから話を引き出すのに申し分ない人材」だとして、白羽の矢が立ったという。また、2015年には「いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。愛妻家の一面があることも、同番組MCにはピッタリなタレントといえるかもしれない。
「文枝が勇退した後も『いらっしゃい!』が継続されることに加え、そのMCに藤井が内定したことには、『素晴らしいキャスティング!』『藤井隆と聞いて納得』『これは文句なしです』などの反応が並びました。とりわけ、柔和な人柄や、共演者への配慮が感じられるトゲのないトークが好評で、『適任ですね。頭の回転が速く場の空気も読める。俺が俺がというタイプでもないし、緊張して上手く話せない素人さんに対してもきっと面白く拾ってくれそうです』『この番組には藤井さんの柔らかいキャラと雰囲気がよく合ってると思いました』『藤井さんなら安心して番組を見られそうです』などと後押しする声が大半に。
また、長年にわたって文枝のアシスタントを務めた山瀬まみも卒業する方向で話が進んでいるといい、『藤井さんと乙葉さんが夫婦で司会をしたら、周りが平和で和やかな雰囲気になりそうですね』『夫婦で司会したらいいのに。藤井さんも乙葉さんも素敵』と期待する声もありました」(テレビ誌ライター)
藤井には、文枝の“ズッコケ芸“に代わる新たなアクション芸を編み出してほしいところである。
(木村慎吾)