「令和の冬彦さん」と呼ばれることは役者として名誉なことだろう。
放送中のドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」(テレビ朝日系)で山梨県警の刑事部長・野瀬正を怪演している徳重聡。正は、波瑠演じるヒロインの望緒をはじめとする山梨県山西中学校の卒業生で「なかよし6人組」メンバー・優美(黒川智花)の「モラハラもパワハラもDVも平気でするアブナイ夫」という設定。その異常性の方向は少し違うが、テレビドラマ史に残る1992年7月期放送のドラマ「ずっとあなたが好きだった」(TBS系)で、佐野史郎が怪演した「冬彦さん」のように「インパクトが強い夫キャラ」のため、話題になっているのだ。
妻の優美がほんの数分、望緒(波瑠)の車の中で話していただけで優美を探し回り、見つけたとたんに車の窓に怖い笑顔で張り付いて中を見たり、フォーク等を煮沸消毒するついでに優美のスマホも煮沸消毒しようとしたり、優美が玲子(本仮屋ユイカ)と話していたスマホを急に奪って勝手に切ったり、県警の刑事部長とは思えない潤沢な自由時間を使い、とにかく妻のことを束縛しまくるのだ。
「ネット上では『徳重さんが楽しそうにヤバイ夫を演じてるのがいい』『正が次に何をするのか期待して見ちゃう』『刑事部長の正はいつ仕事をしてるのか。奥さん第1主義すぎて感心』『正のヤバさが怖すぎて笑っちゃう』など、称賛の声が数多くあがっています」(女性誌記者)
1月28日放送の第3話では、ラスト直前で優美が絶命。2月4日放送の第4話では、優美のポケットから毒物を包んだ紙が発見されたため自死したとみなされてしまう。正がメインとなるシーンも用意されているというから楽しみだ。