態度が最悪だった少年時代の松岡昌宏、ともに歩んだ井ノ原快彦との絆

 元V6の井ノ原快彦とTOKIOの松岡昌宏は、昭和と平成の境界線にジャニーズ事務所に入所した。井ノ原は1988年10月、松岡は平成に変わった1989年10月に入所。井ノ原は入所した翌年のジャニーズJr.時代、のちに大親友になる松岡のことをよからぬ噂で耳にしたという。

「井ノ原は『めちゃくちゃ生意気なやつが入ってきた』と聞いたそうです。オーディションで松岡は、足を組んで対応。社長のジャニー喜多川さんにギリギリ敬語を使った程度で、審査した関係者たちは声をそろえて『あんな生意気なやつは絶対に入れちゃダメだ』と言ったそう」(芸能ライター)

 ところが、ジャニー氏は違った。中学1年生の松岡少年に対して、「こんなに態度がデカいやつはこの若さではいないから、おもしろいから入れよう」と採用した。後日、ジャニー氏から「今度そいつに会うんだけど、来る?」と誘われたのが井ノ原だった。

 井ノ原は東京都、松岡は北海道出身だが、同じ年齢。今年46歳になり、井ノ原は2児のパパで、松岡は独身。デビューはV6よりTOKIOのほうが1年早い94年だが、入所したのは同じ12歳だ。

「ジュニア時代も松岡の不良ぶりは変わらず。ダンスレッスンにはスーツ姿で現れ、ネクタイは持っていないので、高校の指定ネクタイでごまかした。当時はボンタン(昭和の不良少年の定番ファッション)と呼ばれるズボンをはいていて、太さは35cmが主流なのに松岡は55cmという太いサイズ。先輩ジュニアたちをドン引きさせたこともあります」(前出・芸能ライター)

 都会育ちの井ノ原と異なり、雄大な田舎町で生まれ育った松岡は、東京にナメられまいと虚勢を張っていたようだ。オーディションで足を組んだのも、中1男子なりの策略だった。そんな松岡にファッションやスケボーほか、あらゆる遊びを教えたのが井ノ原。古着や靴、キャップなどを言われた通りに買った松岡は、井ノ原とペアルックになったこともある。

 TOKIOとしてデビュー、役者としても頭角を現した頃は、分岐点に井ノ原がいた。初の主演連ドラ「サイコメトラーEIJI」(日本テレビ系/97年)には、井ノ原も出演。ミュージカル「PLAYZONE2001 新世紀 EMOTION」(01年)は井ノ原、嵐の大野智とのトリプルキャストだった。

 現在は、成田凌の主演ドラマ「逃亡医F」(日本テレビ系)に出演中。松岡が一流の演技者になれた道しるべは、井ノ原だったかもしれない。

(北村ともこ)

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