6月29日、NHKは来春の連続テレビ小説が「ひよっこ」に決まり、主演に女優の有村架純を抜擢したことを発表した。有村は13年前期の朝ドラ「あまちゃん」で、主人公の天野アキの母親である小泉今日子演じる天野春子の若き日の姿を演じている。
有村をはじめ最近の朝ドラ主人公には、1つの傾向が見えるという。
「一度朝ドラで脇役を務めた女優が、のちに主人公として選ばれる、というものです。現在放送中の『とと姉ちゃん』で主演を務める高畑充希も、13年後期の『ごちそうさん』で主人公の義理の妹として登場。15年4月期の『まれ』で主人公を演じた土屋太鳳は14年前期の『花子とアン』で主人公の妹役。今年10月期『べっぴんさん』主演の芳根京子も同じく『花子とアン』に脇役で出演しています。NHKは全国区のうえ、こうして自分たちで育成した女優を後に主役として迎えることがあるのです。民放に比べてギャラが安いと言われますが、芸能事務所にとって朝ドラはとてもメリットが大きいはずです」(週刊誌記者)
だとすれば、17年後期以降の主人公候補は杉咲花(「とと姉ちゃん」出演中)、小芝風花、吉岡里帆(ともに「あさが来た」出演)あたりか。いずれにせよ、朝ドラファンには初々しかった女優が成長して主役として戻ってくることは、楽しみの1つに違いない。