11月の誕生日で50歳の大台に乗る木村拓哉が、“かっこよすぎるおじさん”として再注目されている。
マクドナルドや求人メディアのタウンワークなどのCMで、親しみやすさとかっこよさを打ち出す大人を演じて、娘ほどの年齢差がある若年層を中心に人気が再上昇。モデルでフルート奏者の長女・Cocomiと、モデルで女優の次女・Koki,がインスタグラムなどを通じて、パパのすばらしさを発信していることも追い風となっているようだ。
木村といえば、雑誌「an・an」の恒例企画「好きな男総合ランキング」で94年から15年連続首位という前人未到の記録保持者。「抱かれたい男」「恋人にしたい男」「セクシーな男」「おしゃれな男」の5冠を達成したこともある。
20代から30代にかけてはイケメンのシンボルだったが、圧倒的オーラは10代の頃から身につけていたようだ。その瞬間の現場に居合わせたのは、ジャニーズ事務所の1年後輩にあたる井ノ原快彦だ。
「イノッチは、入所直後は木村を知らなかったそうでが、初めて見た時に『あの子いい!』とビビッときたといいます。ある日、ジャニー喜多川さんから『お昼ごはんを買い忘れたから、お金出すからみんなで六本木のマクドナルドに行ってきなよ』と言われて、大勢のジャニーズJr.で行った時、木村さんの周りにだけファンがブワーッと群がったそうです」(女性誌記者)
すでにスターの片りんを見せた木村を「この子は人気者になれるんじゃない?」と思った井ノ原。ボーダーのロングTシャツという単純な出で立ちでも、光る何かがあったようだ。
高校生時代を知っているのは、元SMAPの中居正広。地元の高校から編入して同じ高校のクラスメイトになった2人は、男女4人で東京ディズニーランドに行ったことがある。中居と彼女、彼女の女友達は木村目当てだった。しかし、木村は見向きもせず、正午の集合で13時ごろに「帰ってもいい?」と言う始末。
「ダブルデートでは、中居の彼女が木村の横になった瞬間があったそうで、中居は瞬時に『取られる』と思ってしまったとか。それほど木村はモテていたんでしょうね」(前出・女性誌記者)
イノッチのハートをつかみ、中居を嫉妬させた木村。ジュニア時代にたらふく食べさせてもらったマクドナルドが、40代になってCMのクライアントになるとは、さすがのジャニー氏も予想できなかったのだはないだろうか。
(北村ともこ)