俳優・堤真一が主演を務めている金曜ドラマ「妻、小学生になる。」(TBS系)。主人公・圭介(堤)のもとに、死んだはずの妻・貴恵が小学生・万理華(毎田暖乃)の姿になって現れるこの作品で、吉田羊演じる万理華の母・千嘉の演技が“ホラー”と話題になっている。
「千嘉は自身も母親に愛されなかった経験を持つシングルマザー。そのために親子の距離感がうまくつかめず万理華にきつく当たってしまいます。1月28日放送の第2話では、万理華に『どこ行ってたの? 今日は家にいるって言ってたわよね。母親に嘘ついて、どこいってたって聞いてんのよ』と激怒。2月11日の第4話では、圭介と電話で話している万理華の背後から『誰と話してるの』と低い声でボソリ。万理華のスマホを見て『なんでそんなもの持ってんの? 誰にもらったの?』と詰め寄り、しまいには『どいつもこいつも!』とここでも激怒。ネット上には『いつの間にかお母さん帰ってきてたところ、鳥肌立ったホラーだった』『あのヒステリックな余裕のない感じ、すごく怖かった』などの声が数多く寄せられました」(芸能ライター)
2月11日に「TBS DORAMA」が配信したインタビューで、吉田は「一見強くて怖い人に見えますが、本当は不安や怖さを抱えていて、特に裏切られることに対してすごく敏感なんです」「このままではいけない、変わりたいと思っている。万理華にきつく当たってしまうシーンも、母性を忘れず演じることを心掛けています」と話している。
「吉田は2018年公開の映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』でも虐待母を熱演。完成披露試写会では『どうして虐待をしてしまうのか。思考回路が理解できず、どう演じたらいいのかわからなかった』と苦悩を語っていました」(芸能記者)
そんな彼女が、この映画のオファーを受けるきっかけとなったのが、虐待される息子・タイジを演じた俳優、仲野太賀の存在だったという。
「『MOVIE WALKER PRESS』のインタビューで『太賀さんのいちファンでしたので、いつかがっつりとお芝居をしたいと思っていました。太賀さんと親子役で共演できるということが、今回のオファーを引き受ける大きな理由のひとつ』と話しています」(女性誌記者)
「妻、小学生になる。」でもこの先、どれほど視聴者を怖がらせてくれるのか楽しみだ。
(窪田史朗)