初対面(または初対面同然)なのに、いきなり“タメ口”で話しかけられて動揺した経験ってありませんか?
しかも自分の方が年上だったりすると、「なんだ、この人……」って思ってしまいますよね。ではなぜ、そのような人は急にタメ口を使ってくるのでしょうか? その心理を解説します。
■自信がないか、仲良くなりたいか
会ってすぐから妙に距離感が近く、タメ口で話してくる人は、自分の優位性を保ちたいと思っているタイプの可能性が大です。でも内心は自信がないため、自分を大きく見せようとしているだけなのかもしれません。
また、別の可能性として考えられるのが、他人と仲良くなりたいという親和欲求が高いことです。このタイプの人は、悪気はないのですが「すぐに仲良くなりたい」「好意を示したい」という気持ちが強過ぎるため、それがタメ口という形になってしまっているのです。
■タメ口で話してくる人への対処法
相手がタメ口で話してきて嫌だなと思ったとき、直接「タメ口をやめて」というと人間関係がこじれてしまうかもしれないため、オススメはできません。いちばん無難なのは、あまり気にしないこと。前述したように、相手はあなたを馬鹿にしたくてタメ口を使っているわけではありませんから。
異性であなた以外には敬語を使っているのであれば、あなたへの好意が大き過ぎるということかもしれません。そう思うと、怒ることはあまり意味がないと思えませんか?
■距離を置くと察してくれる場合もある
いきなりタメ口で話してくる人は、相手との距離の取り方が独特で、コミュニケーションがあまり上手くないのかもしれません。どうしても馴れ馴れしくて嫌なのであれば、相手とあまり接しないように距離を置いてみたり、話しかけられても素っ気ない態度をとったりしてもよいでしょう。それを続けることで、相手が察して敬語に直してくれる場合もあります。
世の中には本当にいろいろな人がいますよね。その一人ひとりの態度にいちいち反応していると、自分のほうが疲れてしまいます。相手の心理を知ることで、少しは寛容な態度をとれるのではないでしょうか。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。