朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)では、NHKのラジオ英会話と「On the Sunny Side of the Street」の曲が3世代を通して、ドラマを紡ぐ重要なキーとなっている。特にルイ・アームストロングの歌う「On the Sunny Side of the Street」が物語の主軸となって大事な場面で登場。深津絵里演じる2世代目の主人公るいは、ルイ・アームストロングの通称にちなんでサッチモというニックネームで呼ばれるなど、大きな存在感を示している。
ドラマの人気に伴って、楽曲のDLや、楽譜のプリントDLなどでも人気が上昇しているという。そんな背景から、驚きのニュースがあるという。
「アメリカの2つの博物館から感謝状が届けられたというのです。1つは、ニューヨークにあるルイ・アームストロング・ハウス博物館から。ドラマによって日本で脚光を浴び、再評価されたこと、ファンが増えたことを“日本のサッチモ”と呼ばれる日本ルイ・アームストロング協会の外山喜雄氏が働きかけたものです。もう1つは、サッチモの出身地ニューオーリンズのニューオーリンズ・ジャズ博物館から、作曲家の金子隆博氏に感謝状が送られることになったそうです」(女性誌記者)
NHKは2月11日に、過去に放送した番組を3時間半に編集し、「サッチモ三昧セレクション」と題して、ルイ・アームストロングのデビュー当時の名曲から世界的ヒット曲まで、蓄音機で再生し、録音当時の演奏を再現してサッチモの魅力に迫る番組を放送している。
クライマックスに向けて、ますます盛り上がっていきそうだ。
(伊藤その子)