オダギリジョーが脚本・演出を手掛け、昨年9月17日から3回にわたって放送されたドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」(NHK)の続編制作が発表された。
このドラマは、オダギリが温めてきたオリジナル企画をもとに自身が初めて脚本・演出を手掛けた連続ドラマ。池松壮亮演じる主人公で警察犬のハンドラー・青葉一平と、オダギリが犬の着ぐるみ姿で演じるぐうたらな警察犬オリバーのコンビが、次々に起こる不可解な事件に挑む異色のサスペンス。番組の公式インスタグラムで続編決定が報告され、オダギリ自身も「こんなアナーキーな作品なのに“またやりましょう!”と言うとは…やっぱりNHKはヤバいです(内緒)いぇい」とコメントしている。
オダギリは現在、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(NHK)に出演中。朝ドラの撮影期間中に今作のオリジナル脚本を前作に引き続き執筆。独自の世界を打ち出していくと言う。
「前作が放送されるや、タイトルや主題歌を担当するEGO-WRAPPIN’がツイッターの上位にトレンド入り。主人公の池松壮亮、永瀬正敏、麻生久美子、本田翼、岡山天音、永山瑛太、染谷将太、仲野太賀、松重豊、柄本明、佐藤浩市など映画並みの豪華すぎるキャスティングにも驚きの声が上がりました」(芸能ライター)
続編決定には、こんな裏事情が垣間見られる。
「朝ドラとは縁もゆかりもなかったオダギリジョーが、まさかの『カムカムエヴリバディ』への出演。脚本家の藤本有紀氏をはじめとするスタッフからの熱烈ラブコールがあったにせよ、NHKは貢献度を重視しますからね。この出演が『オリバー』の続編決定の追い風になったことは考えられるでしょう。豪華すぎるキャスティングもこれまで俳優として培ってきたオダギリジョーの実力。もし、続編も成功させるようなら、NHKとは今後もウィンウィンな関係を築けそうです」(女性誌記者)
オダギリの攻めた作品に注目だ。
(窪田史朗)