北京五輪でドーピングが発覚したロシアのフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ。昨年12月25日に検体を採取され、北京五輪の期間中である2月8日に禁止薬物トリメタジジンが検出されたと発表。それでもスポーツ仲裁裁判所は、要保護である15歳という年齢や通知の遅れなどを理由に競技前日、出場を許可。ショートプログラムでは首位につけるも、フリースケーティングで転倒が相次ぎ、結局4位で終わった。
そんなワリエワが3月21日にフランス・モンペリエで開催される「世界選手権」に出場予定であることがロシアで報じられ、出場停止を求める声が続出している。
2月24日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に生出演した安藤美姫は、検体採取からトリメタジジンの検出までに2カ月もかかったことに対し「何でこんなに時間がかかって、しかもこのタイミングなんだろうっていうのも。ちょっと何かいろいろあったのかなっていうか」とコメント。さらに「この期間中に何があったっていうところでは、例えば‥‥最悪のケースもあるのかなって、私は」と言葉を濁し、MCの坂上忍から「その最悪のケースを聞きたいですね」と突っ込まれても、安藤は「それはちょっと、炎上しちゃうんで‥‥言わないで」と言及を避けた。
「2月20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した元HKT48の村重杏奈は、フリーの演技後に号泣するワリエワの映像を見て『私、(母親がロシア人のため)ロシア語を聞き取れて。日本語には訳されてなかったんですけど、ずっと「みんな大嫌いだ!」って言って。「みんな本当に大嫌い! 近づかないで私に!」ってすごい言ってたんですよ』とワリエワの声を和訳。さらに『私はそれを聞いて本当にわかんなくなっちゃって。たぶん本人は(ドーピングを)知らなかったんじゃないかなって思いたい』と持論を述べました。スケート界で一時代を築いた安藤のようなポジションの人物に話を聞くのもいいですが、誰も和訳していなかったワリエワの肉声を発表した村重の功績は称えたいですね」(女性誌記者)
もしもこのままワリエワが「世界選手権」に出場するのなら、ぜひとも村重には再度、ワリエワがふと漏らした肉声を和訳してもらいたいものだ。