6月27日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!! しくじってもやり直せる3時間スペシャル」(テレビ朝日系)で、女同士のドロドロな友情模様を暴露したのがダンスボーカルグループMAX。ドロドロになってしまった経緯はこう。
96年発売の3rdシングル「TORA TORA TORA」、翌年の6thシングル「Give me a Shake」が大ヒットを飛ばし、徐々に安室奈美恵のバックダンサーという立ち位置から脱却していったMAX。ようやく人気の波に乗り、メンバー内では何でも報告し合って協力していこうと話していたところ‥‥ミーナが妊娠。
メンバーたちは突然の報告に、「友情や仕事より自分の幸せを優先した」とミーナに激怒したという。
記者会見ではミーナを祝福する場面もあったが、それは「全部ウソ」で、口もきいておらず、その後6年もの間“絶縁状態”にあったという。
今では「会って話せば仲直りできる」という彼女たちだが、実際の世の中では、結婚や妊娠を機に亀裂が入る女の友情関係はそこかしこで見られる。本当に「会って話せば仲直り」は、あり得るのだろうか。
婚活をテーマに執筆活動をするノンフィクションライターによれば「一般的には仲直りは難しい」という。
「実際、女性が恋愛や結婚についての相談をするようなサイトでは、日々『妊娠した友達と付き合うのがイヤ』だとか『結婚してから独身の友達と疎遠になった』という話が飛び交っています。独身で働いている女性は、仲の良い女友達が結婚・妊娠すると複雑な心境になるのは普通のことのようで、どうしても差をつけられたような気分になってしまうんです。環境の違いではなく、そこが溝ができるスタート地点なんです」
それがグループであれば、一人だけ結婚・妊娠して怒りを買ってしまうとなおさら大変だ。
「女同士の悪口は、最初は『あの子ちょっとね‥‥』というところから始まって、同調を得るとどんどん悪化していきます。言われたほうは悪いことをしたわけではないので、後に言ったほうが歩みよってきたとしても、ずっと傷として残るわけです」
ただこのとき、言われたほうも本当に他のメンバーに対して『私の勝ち』と思っていたとしたら、おあいことしてすんなり受け入れられる場合もあるという。
「その場合は、『私が先に勝った』というヒエラルキー意識が残っていたりもして、先輩風を吹かせてまた嫌われたりもするのでやっかいです(笑)」
女同士の「勝った、負けた」意識は実に面倒くさいもの。でも、溝を感じてもそれを出さないのが大人だ。アラフォーになったMAXメンバーならもう、うまくやっていけるはずだ。