俳優・佐藤隆太が3月9日放送の「TOKIOカケル」(フジテレビ系)に出演し、タレント・中居正広からもらった「えげつない」プレゼントを振り返った。
2009年7月に一般女性と結婚した佐藤は、ちょうど同年の4月から6月まで放送されていたドラマ「婚カツ!」(フジテレビ系)で主演の中居と共演していた。撮影中に世話になったこともあり、佐藤は「直接ちゃんと『結婚しました』って言いたかった」ものの、結婚発表後に初めて会えたのは同局系「笑っていいとも!」の生放送だったという。
しかし、「いいとも」本番前に会うチャンスを逃し、CM中にようやく中居と話をできるタイミングを見つけた佐藤は、「すいません、ちゃんとあいさつできなかったんですけど、結婚しました」と報告。すると、それを聞いた中居はこっそりと佐藤のシャツの胸ポケットに“何か”を入れ、佐藤はそれが何かわからないままCMが明けることに。
生放送が再開し、佐藤がふと胸ポケットの中を見ると、そこには「えげつない札束が入ってるんです」と説明。驚きながらアタフタしている自分の様子を見ながら、中居はニヤニヤ笑い、本番中にも関わらず「何、どうしたの?」と聞いてきたという。
佐藤は「僕はこれを収録だったら(その場で)言いますけど、生放送だから言えなくて。言っていいのかもわかんなくて。『いや、何でもないです』って、そのまま続けて」と当時を振り返った。収録を終え、ポケットの札束を確認したところ、「30万円。三つ折りの1万円札が30枚。まぁ、ビックリしました。あれは」と、中居の常識破りな祝福のスタイルに驚いていた。
「ジャニーズの先輩によるワイルドな札束プレゼントのエピソードを聞き、TOKIO・国分太一は『中居さん、そういうところあるよね。ちゃんとお祝い事とかしてくれますしね』とコメント。佐藤も『中居さんらしいユーモアを交えて、なんかこう、受け取りやすくもしてくれてるなって』と、中居の気遣いに感謝していました。『いいとも』生放送中に札束をストレートに手渡すという、一風変わった祝福の形には、世間からも『事前に用意してたのかな。ご祝儀袋ではなく、さりげないところが中居くんらしいです』『金額どうこうじゃなく、すぐにおめでとうの気持ちを表現してくれるスムーズさが素敵』『高額なのに受け取りやすく配慮するなんて、中居くん男前だな』『中居くん流の悪戯っ気のあるお祝いエピソード』などの声があったほか、『ただお祝いするのはつまらないと思ったのかな。中居さんの情の伝え方は独特だね』『中居さんは誰からも粋な話しか聞かない』という反応も出ています。『いいとも』での佐藤との共演を見越して、あらかじめ30万円を折り曲げつつ手渡すチャンスを待っていたと考えると、改めて中居の面倒見のよさがジワジワと伝わってきますね」(テレビ誌ライター)
“これぞ中居正広”と言える、シャイながらも気遣いに満ちあふれたエピソードだと言えるだろう。
(木村慎吾)