女優の清原果耶が主演する火曜ドラマ「ファイトソング」(TBS系)の最終回が3月15日に放送され、思わぬ小道具が大きな波紋を呼んでいる。
このドラマは、空手の日本代表を目指すも夢破れ、人生どん底の主人公・木皿花枝(清原)が、持ち前のスポーツ根性で逆境だらけの運命に立ち向かっていくヒューマンコメディ。前話では、聴神経腫瘍の手術を受けたものの両耳の聴力を失ってしまった花枝が2年ぶりに芦田(間宮祥太朗)と再会。しかし、気まずいまま2人は別れてしまう。
最終回では後日、幼馴染の慎吾(菊池風磨)に芦田の家のクリーニングを頼まれた花枝がしぶしぶ芦田の家に行くと、芦田のほかに慎吾や直美(稲森いずみ)、葉子(石田ひかり)など仲間が勢ぞろい。花枝の“空手再デビュー戦激励パーティ”が開催される。
「パーティの途中で芦田はみんなの前で花枝に告白。その思いを知り、『恋するのは怖い』と不安な思いを抱きながらも『芦田さんのことが好き。大好き。一緒にいたい。いたいんです』と涙ながらに思いを告げる花枝。『でも私、芦田さんの音楽がわからない』と伝えると、花枝を屋上に連れて行った芦田は自分の肩に花枝の頭を乗せて、ギターで『ファイトソング』を奏で、主題歌である『ファイトソング』の三三七拍子が振動で伝わり、『最高です。元気をもらいました』と答える場面には、ネット上にキュンキュンコメントが殺到しました」(芸能ライター)
しかし、ストーリー展開とは違った場面で、ネット民が大興奮するひと幕もあった。
「花枝の最終回のヘアゴムがブルーと黄色のウクライナ国旗の色であったことから、『たまたまかもしれないけど涙出ました』『きっと思いがこもったメッセージですよね』『やるなTBS』『みんな気持ちは一緒だよね』『これ、まさに、ファイトソング!』など称賛コメントが寄せられています」(前出・芸能ライター)
岡田惠和氏のオリジナル脚本で、民放の初主演を飾った清原果耶。全話世帯平均視聴率こそ、およそ8%だったものの演技力は折り紙つき。次回作に期待したい。
(窪田史朗)