菅田将暉主演ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)の第11話が3月21日に放送され、平均視聴率は11.1%だった。
同作は、第1話から第9話までの見逃し配信再生数(FOD、TVer、GYAO!、Yahoo!の合計)が、民放テレビ番組では初の1クール3000万再生を達成。しかしながら、前話の12.0%から0.9ポイントもダウン。放送日が祝日だったにもかかわらずだ。
その理由は、この日のストーリーにあったのではないだろうか。主人公の久能整(菅田)は2シーンしか登場しなかったのだ。放送後、ネット上には「今日ほとんど出なくてがっかりしてる」「主役どこ行った?」「今日は整君の語りが聞けなくて残念」など不満が多数書き込まれた。
物語は、横浜で連続殺人事件が発生。芝浜署からの応援要請があり、大隣警察署からは風呂光聖子(伊藤沙莉)が行くことになり猫田十朱(松本若菜)と組んで捜査することになった。被害者の共通点として、名前の中に“十”があることを突き止めた風呂光。だが、相棒の猫田は事件のカギを握っていると思われた辻浩増(北村匠海)に呼び出されていた。猫田を追いかけ現場に行った風呂光は、猫田が刺されているのを目撃するが、動揺して足がすくんでしまう。
「今話は原作でも久能の出番はほぼありません。しかし、前回の久能とライカのエピソードが“神回”と言われるほど好評だったので、今話のエピソードを放送する必要があったのかと、視聴者は不満だったようです。また、猫田が刺されて倒れているのに助けようとしない風呂光に対しては『何しに来たのコイツ』『先に応援呼べよ!』など、かなり不評でした」(テレビ誌ライター)
次回3月28日放送は最終回。新幹線の中での久能の喋りが炸裂する。今回の久能ロスが大いに払拭される回となりそうだ。