お笑いタレント・バカリズムが3月20日放送の「NETAMI」(日本テレビ系)に出演し、女性人気の高い芸人に対するイメージを語った。
プロのお笑い芸人が妬むほどの秀逸なネタや、そのこだわりにスポットを当てる同番組。この日は、51名の若手芸人にアンケートを実施し、「出待ちが少ないけど面白いと思う芸人さん」を調査したところ、うるとらブギーズ、きしたかの、いぬ、の3組が選ばれていた。3組とも、二枚目というよりは実力派のお笑いコンビで、バカリズムは「これは勝手な思い込みですよ」と前置きし、「出待ちがスゲー多い人って、あんま面白くない」と表現。具体的に誰を指しているのかは言及しなかったものの、「意外とライブとかで、(女性から)ワーキャーされていない人のほうが長生きしている感じはしますよね。ただ、ちゃんと芸人さんには面白いと思われてなきゃいけないですけど」と語った。
一方、バカリズム本人は「“キャー”って言われたことない」と女性ファンが少なかったと振り返り、舞台に上がると「キャー」という黄色い歓声ではなく、「おぉ~」だったという。
「この極端にも思える持論には、ネットから『芸人は同性ウケがいいほうが生き残りやすいと思う』『事実だよね』『顔じゃなく芸を磨けと』『ワーキャーがずっと続く人はなかなかいないから、一発屋なんかいい例だよね』『一概には言えないけど、正論な気がする』『流行り芸人と実力派芸人の違いってことだな』などと同調する声があったほか、対照的に『ダウンタウンは出待ちのファン、凄かったですよ』『バカリズムがそう思いたいだけだろ』『天下を取るような芸人はワーキャー人気も凄かったけどな。たけし、さんま、とんねるず、ダウンタウン、ウンナンとか』『その通りかもしれないけど、あえて言うべきことではない。それを我慢できないあたりがこの人がいつまでも小物に留まってる理由』『そのワーキャーがお金をたくさん落としてるのに』との反論も散見されました。
かつては劇場前に大量の出待ちの女性ファンが詰めかけ、車を発進させることもできなかったというダウンタウン・松本人志は、過去にラジオ番組の中で『出待ちがいるうちは大したことない。手が届くと思われてんねん。出待ちがいなくなってからが本当の勝負』と語っていました。“何を言っても爆笑される”状態の中でも、冷静に自分のネタを見極め、向上心を持ち続けられる芸人だけが、厳しいお笑いの世界を生き抜いていくということなのかもしれません」(テレビ誌ライター)
また、一部からは「第七世代芸人への皮肉では?」「あぁEXITのことですね」「キングコング、オリエンタルラジオがその代表格」などといった声も出ており、様々な憶測が飛び交う発言だったようだ。
(木村慎吾)