俳優の松坂桃李が3月28日放送のラジオ番組「松坂桃李のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演し、学生時代のアルバイトで受けた“パワハラ”を振り返った。
この日の放送では、所属事務所の後輩で俳優・菅田将暉が新型コロナウイルス感染により、松坂が代打として出演。コンビニでバイトをしていた時代の“代打”エピソードを振り返った。
松坂は地元のコンビニで深夜帯にアルバイトをしていた頃を思い出し、暇を持て余していたことから、同僚からはシフトを代わってほしいと頼まれることが多かったと回想。「『桃李くん、今日いけるよね?』みたいな感じで、どんどんどんどん。『私、この日ダメなんだ。代わりにお願い』とか、『ごめん、桃李。明日ちょっとどうしても外せない用事があってさ』みたいな」と、代打の要請が絶えなかったという。
これに松坂は「僕がその時に思ったのが、『明日、何してる?』って言われた時って、気をつけたほうがいいんですよ。確実に(代わりの出勤を)頼まれるから」と痛感。続けて、「(用件が)何かによるのに、いきなり、『明日って何してる?』っていうあの質問って、もはやパワハラに近いよね(笑)。後出しジャンケンみたいなものだから、あの質問は本当によくないと思う」と訴えた。
「松坂は、何か特別大きな用事が詰まっていたわけではないものの、実際には『録画してたものとかを見たいし、買った漫画を読みたいし、小さい予定はあった』と説明。シフトの代役を断れるほどの大きな予定はなく、そうした要請はほぼほぼ受けざるを得なかったと嘆いています。この松坂のアルバイトトークや、“明日何してる?”の質問に対するツッコミには、『バイトをしてたら、これはあるあるですね』『わかりますー!』『頼みたい要件をちゃんと明確にしてから、相手に予定を聞いてきてほしい。普通それが礼儀だと思う』『明日何かある? と聞かれたら、何でですか? って私は聞き返します』『頼みやすい人にすぐ頼るって、よくあるな』『家でゴロゴロしながらネットでドラマのイッキ見したり、本読んだりするのも、立派な用事なのにね』など共感が寄せられました。温厚なイメージの強い松坂だけに、そのコンビニでは、シフト調整の格好のターゲットになっていたのかもしれません」(テレビ誌ライター)
断れない松坂の人のよさが伝わるエピソードと言えそうだ。
(木村慎吾)