一緒にいるとなんとなく元気がもらえて、やる気が出ることってありませんか?
そういう人とは、長い間一緒にいたいと思いますし、そうすることで何かを成し遂げやすくなります。では、どうして人に元気ややる気を与えられるのでしょう?
■ポイントは心理的一体感
人は誰しも孤独さを感じています。それが強いか弱いかは人それぞれですが、誰かに「一緒だよ」と伝えられると、無意識にでもうれしく感じてしまう生き物なのです。そこで使えるのが、言葉によって心理的な一体感を与える方法です。相手と一体感を感じることによって、自分は孤独ではないという安心感が生まれ、友情や愛情がはぐくまれやすくなるのです。
■心理的一体感を生み出す言葉とは?
具体的にはどんな言葉を言えばよいのでしょうか。答えは簡単です。「私」という代わりに「私たち」を使い、「~してください」という代わりに「~しましょう」と言えばいいのです。
例えば、家庭教師の先生から「今日も頑張ってね」と言われるのと、「今日も頑張ろうね」と言われるのでは、どちらのほうがやる気が出ると思いますか? 後者のほうが、なんとなく心強い気がするのではないでしょうか。
■恋愛でもお互いを高めあえる
恋愛でもこの技は使えます。例えば同じ会社に好きな人がいるのなら、挨拶をするときに「今日もお互い頑張ろうね」などと伝えてみてください。このように言われて悪印象を持つ人は少ないはずです。また、恋人同士で何かをするときにも、「一緒に○○しよう!」と励ましあえば、お互いに高めることもできます。
言葉って不思議ですよね。こんなに些細な違いですが、与える印象はガラリと変わります。今後仲良くなりたい人、好意を持ってもらいたい人、やる気を出して欲しい人には、この手法を試してみてはいかがでしょうか。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。