元TBSアナウンサーで現在はフリーの安東弘樹が4月3日放送の「7.2 新しい別の窓」(ABEMA)に出演し、27年間在籍したTBSを退社した理由について言及した。
大学卒業後、1991年4月にTBSへアナウンサーとして入社し、2018年まで同局に籍を置いていた安東。男性アナとしてトップクラスの人気を誇り、4~5本のレギュラー番組に加え、2011年からは「プレイングマネージャー」として13人の後輩をマネジメントしなければならなかったという。
自身のハードな激務だけでなく、後輩アナの指導やスケジュール管理までも任され、多くのタスクを担う日々が続き、「会社の命令で、40ぐらいになってくると、部長からマネジメントデスクという、いろんな仕事をやり終えた方がその役割をやることが多いんですけど、僕の場合は現役感がある中でやってたんで、両立が大変で。これを7年やった時に、これ以上やったら死んじゃうと思ったんで」と当時を振り返った。
安東アナはTBS退社から2カ月後の2018年6月に放送された「イッテンモノ」(テレビ朝日系)に出演した際にも、共演者から「なぜTBSを退社したのか」を聞かれ、「ひと言で言うなら敵前逃亡」「脱走みたいなもの」と表現。やはり、アナウンサー業務と並行して後輩のマネジメントを任されるプレイングマネージャーとしての役割が相当にこたえたようで、「命の危機を感じて辞めた」と漏らしていた。
「真面目で体育会系な安東さえも命のリスクを感じたと打ち明け、改めてTBSの“ブラックぶり“が判明すると、ネットからも『本当なら企業として問題あるのでは』『さらっとスゲー告発笑』『辞めて正解』『それは普通に倒れるな。よく7年もできた』『超絶ブラックじゃん』『これ就労上どうなってたんだろ。管理者であったとしても労働基準法違反なんじゃないの』『TBSはいまだに昭和の超過勤務体質が残ってるな』などの反応が続出。また、現在のTBSのエースアナで、“総合編成本部アナウンスセンター局長待遇エキスパート職”なる重役として活躍する安住紳一郎アナを心配する声も多く、『安住、死ななきゃいいけど』『安住アナとか大丈夫なのかなと思う。週6ぐらいで生放送してるよな』『安住が死んじゃう』などの反応も並んでいます」(テレビ誌ライター)
なんとか“脱走”に成功した安東アナだが、現在もTBSには疲弊しながら日々のハードスケジュールをこなしているアナウンサーが大勢いるのだろうか。
(木村慎吾)