元日本テレビのフリーアナウンサー・青木源太が4月3日放送の「7.2 新しい別の窓」(ABEMA)に出演し、警察沙汰に発展した番組生放送中の“ビンタ事件”を振り返った。
現在、米アカデミー賞授賞式での俳優ウィル・スミスによるプレゼンターへの強烈な平手打ち騒動が大きな話題となっているが、どうやら日本の情報番組においても、似たような騒動が起きていたという。
青木は、自身がMCを任されていた「PON!」(日本テレビ系)の生放送中の出来事として、「俳優さんがヤンキーの舞台に出るっていう時に、ある芸人さんが『気合を入れろ』みたいな感じで、俳優さんに強めのビンタをしてしまった時があった」と振り返った。
実際には、ビンタをした芸人と、された側の俳優は非常に仲がよかったというが、「視聴者には違った見え方をしてしまい。警察に通報が入るっていう」と、芸人による“暴行”だと解釈した視聴者が110番通報してしまったと説明。共演者からは驚きのリアクションが上がっていた。
「この青木のトークを受け、ネット民がすぐに思い出したのが、2017年10月25日に生放送された『PON!』での、俳優・松本大志とお笑い芸人・永野のやり取りです。舞台『クローズZERO』で主演を務めることが決まった松本は、ヤンキー衣装の学生服で登場し、クールな振る舞いで劇中のキャラクターになり切っていたところ、永野から『PONを舐めんなよ、お前、まじで』とプロレスを仕掛けられ、複数回にわたって強烈なビンタを食らうハメに。もちろんこれは仲のいい2人の“コント”だったのですが、一部視聴者からは『永野が非常に不快でした』『それが面白いと思ってるのですか?』『松本の株が上がって、永野は消えろって思った』『叩かれた松本くんの顔、赤くなってるし』との声が寄せられていました。
その後は実際に警察が駆け付けるほどの騒動になっていたことも明かされ、ネットには『警察通報はアホらしい。が、あれは最後まで笑いにもっていかなかったし完全にド下手の演出』『永野の見せ方が芸人じゃなくて素人だったってこと』『ネタじゃ済まされない強さのビンタだったな』『あれはどう見たって“仲のいいコント”ではないだろう笑 芸歴後輩からのフリをお笑いに変えられなかった器の小さな芸人の衝動だろ』などと、永野のやり方が通報の一因になったと指摘する人が多かったです」(テレビ誌ライター)
永野の鬼気迫る表情や強すぎるビンタにより、リアルな空気感での“喧嘩コント”となったことで、視聴者の中には、正義感から思わず通報してしまう人が現れてしまったようだ。
(木村慎吾)