綾瀬はるか主演ドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ系)が4月11日にスタートし、初回の平均視聴率は12.1%をマークした。
原作は、2021年第19回「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞した新川帆立氏による同名のリーガルミステリー。著者自身が受賞当時、現役弁護士だったこともあり、法律を熟知しているからこそ緻密に練られたシナリオと絶賛された。
主人公・剣持麗子(綾瀬)は、容姿端麗でスタイル抜群の敏腕弁護士。「お金にならない仕事はしない」をモットーに、手段を選ばず剛腕を発揮し、勝つためには相手の弁護士のプライベートを探り、恫喝、脅迫まがいの手段もいとわない。
そんな剣持の元彼・森川栄治(生田斗真)が急死。大手薬品会社の御曹司である栄治には巨額の遺産があり、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していた。体の弱い栄治の療養先で世話をしていた篠田敬太郎(大泉洋)は、剣持に仕事を依頼。2人で共謀し、遺産を狙おうと誘う。
「綾瀬主演で18年に放送された『義母と娘のブルース』の平均視聴率は14.2%。最終話は19.2%。21年放送の『天国と地獄~サイコな2人~』(ともにTBS系)平均視聴率は15.3%、民放1月期ランキングで1位。最終話は20.1%。高視聴率を稼げる数少ない俳優の1人ですが、フジの月9は初挑戦。これが吉と出るか凶と出るか。第2話に注目したい」(テレビ誌ライター)
同枠の前作は「ミステリと言う勿れ」。「ミステリーはお腹いっぱい」と嘆く視聴者を惹き込むことができるかどうかが鍵だ。