4月12日発売の「女性自身」が、歌舞伎役者・市川海老蔵の團十郎白猿襲名に関して「重鎮の襲名披露口上ボイコット危機も」と報じている。
本来ならば海老蔵は、十三代目市川團十郎白猿と長男・勸玄くんの市川新之助のW襲名興行は2020年5月に始まる予定だった。しかし、コロナ過で興行は延期。いまだにあらたな興行日程は発表されていない状況にある。
そんな中、海老蔵は来月「團菊祭五月大歌舞伎」で10カ月ぶりに歌舞伎座に出演する予定だ。「團菊祭」とは、歌舞伎座の五月大歌舞伎の恒例で、近代歌舞伎の確立に貢献した九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の功績を称えるために、1936年から続く興行。市川家と尾上家の役者がメインで出演し、両家の得意とする演目が上演されるのが常となっている。
「しかし、このところ頻繁に出てきた海老蔵の醜聞に眉をひそめている梨園関係者は少なくなく、今の歌舞伎界に海老蔵を諫めることができる人も極めて少ないのが実情です」(芸能記者)
そんな海老蔵の襲名披露口上に、歌舞伎役者の重鎮が一堂に会するかどうか甚だ疑問だと同誌は伝えている。
海老蔵が継ぐ大名跡・團十郎襲名が市川宗家の黒歴史とならなければいいのだが‥‥。