次のような“言い伝え”を耳にしたことはありませんか? そして、これらにはどんな意味があるのでしょうか。
■雛人形をしまうのが遅くなると婚期が遅れる
桃の節句に雛人形を飾るのは定番ですが、3月3日を過ぎても出しっぱなしにしたりしまい忘れたりすると、婚期が遅れるといわれています。これは、「女の子の厄を引き受けてくれるお雛様を出しっぱなしにしてはいけない」という厄払いの意味や、「早く片付けないとだらしない女性になる」という教育的な意味など、複数の説があるようです。
■夜に新しい靴を下ろしてはいけない
さまざまな説があるようですが、「どうしても夜に出かけなければならないのはお通夜に参列するときくらいだから」という意味があります。ちなみに、新しい靴を下すのは吉日の午前中がよいとされています。
■夜に爪切りすると親の死に目に会えない
夜に爪を切っていると、親から怒られた経験はありませんか? 爪には霊魂が宿っているため、「幽霊が動く真夜中に爪を斬るのは避けたほうがいい」という説があります。
いずれも、本当かどうかは分かりませんが、こうした言い伝えはなぜか避けたくなりますよね。