アイドルデュオ「ピンク・レディー」として一世を風靡した歌手で女優の未唯mieが4月17日、「NEWSポストセブン」の取材に応じ、独自の食事スタイルを明かした。
64歳となった今も変わらぬ美貌をまとい、歌手としてステージ上でハードなパフォーマンスを見せ続けてきた未唯mieだが、そのパワーの秘訣には「1日1食の生活」を挙げた。本格的なボイストレーニングに励んでいた高校時代から、多忙により、「朝はギリギリまで眠っていたいし、お昼を食べるよりも歌の練習を優先させていた」とのことで、いつしか「夕食だけ食べる1日1食の習慣」が根付いていったという。
10代に始まり、60代となった現在もその食生活を継続させてきたと語る未唯mie。20代の頃には、そんな生活を心配した事務所のスタッフから病院での診察を受けるよう求められたが、医者からは「どこにも異常はないし、このままの食生活でまったく問題ありません」と告げられたと明かした。
体を酷使するステージがある前の日は、「なるべく早い時間、夕方6時頃までに食事を済ませ、9時頃には眠りにつくようにしている」と説明。舞台を終え、帰宅するのが深夜0時を過ぎることもあるというが、それでも、途中に間食を取ることはせず、「深夜に1食目のご飯をいただきます」という。「食べることが大好きだからこそ、仕事が全て終わってリラックスした状態で味わいたいんです」とのことで、時には「24時間以上何も食べないこともあります」という。
また、その貴重な1食にも独自のこだわりがあり、「白米やうどん、砂糖」はなるべく口にせず、メインは肉や魚などのタンパク質、そして、温野菜やきのこ類をバランスよく豊富に食べると語っていた。
「過去には、俳優・京本政樹、歌手・GACKT、体操・内村航平といった著名人も、1日1食の生活習慣を明かしたことがありますが、未唯mieのように、10代から60代までの長期間にわたって継続してきたケースは稀でしょう。しかも、歌って踊る激しいアクションを求められる仕事の前後も、そのスタイルを変えることがなかったと打ち明け、ネットからは『はぁ~~オラにはできねぇ!』『プロ意識高い!』『ストイックすぎる』『絶対真似できない』『人生の楽しいことの3分の1くらいを食で占めてるから絶対こんな生活やだ』と驚く反応や、『綺麗は努力でできている』『便秘にならないのかな?』『体に悪そう』など、様々な反響が寄せられました。1日に1回のみの食事というだけでなく、白米やうどんといった炭水化物を避ける糖質制限も取り入れており、なかなか普通の人には真似ができないものだといえますね」(テレビ誌ライター)
ダイエットを目的としたものではなく、あくまで体調がよくなる食事スタイルとして開始したという未唯mie。アイドル歌手という、一般人とは異なる特殊な立場を生業としてきた彼女にとっては、ピタリとハマる習慣だったのかもしれない。
(木村慎吾)