日本だけでなく、海外でも若き日の後悔を口にした女優がいる。
1990年公開の映画「プリティ・ウーマン」で、ヒロイン・ヴィヴィアン・ワードを演じゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞したジュリア・ロバーツだ。
リチャード・ギアとジュリアが主演したロマンティック・コメディの同作は、同年日本でも公開され、興行成績30億9000万円の大ヒットとなった。
50歳になった2017年のインタビューでジュリアは、人気絶頂だった90年代を振り返り「私は超がつく生意気なクソガキ、若い頃は本当に自己中心的な人間だった」と反省を述べた。当時は、自身のキャリアを積み上げることに腐心するあまりのことだったようだ。
確かに、91年公開の映画「フック」で、妖精・ティンカーベルを演じた時、スティーヴン・スピルバーグ監督から「一緒に仕事をする上でとても残念な相手」と嫌悪感を示され、話題になったこともある。
18年以降新作のないジュリアだが、54歳になった彼女のチャーミングな笑顔をスクリーンで観てみたいものだ。