さまざまな活動に挑戦している嵐の櫻井翔。中でも人気となっているのがキャスター業だ。
国民的人気のアイドルながら、慶應義塾大学経済学部卒という高学歴。レギュラー出演している「news zero」(日本テレビ系)では、若年層の視聴者にもわかりやすくニュースや時事問題をレポートしてくれることで非常に好評だ。しっかりと相手に寄り添った取材を丁寧に行うので、櫻井と一緒に仕事をしたいというスタッフも少なくないという。
とはいえ、過去には戦争に参加していた103歳の元搭乗員の男性に取材した際に、SNSなどでプチ炎上することもあった。
「元搭乗員の男性に『アメリカ兵を殺してしまったという感覚は?』という辛辣な質問をし、失礼だとSNSなどで炎上しました。しかし、キャスターという視点で見れば、戦争の取材をしていてこの質問をすることは問題ありません。逆に、櫻井がしっかりと戦争に向き合っている姿勢が見られたという評価もあがっている。櫻井は戦争についてレポートを書けるほど調べていて、質問内容も『news zero』のプロデューサーや報道局のスタッフに見せていてレベルが高いと驚かれたほどです」(女性誌記者)
現在は「news zero」で月曜日のキャスターを担当しているが、今、キャスターとしての争奪戦が水面下で始まっているという。
「NHKが櫻井獲得に名乗りをあげたようです。NHKは改革推進派の前田晃伸会長の任期が残り少なくなり、2022年はより一層の変化を求められています。ニュースも従来の取り扱い方以外の演出を求められ、特に若者が見たくなるようなニュース番組が求められているんです。そこで、東京五輪のスペシャルナビゲーターとして活躍した櫻井をメインキャスターとした番組の制作が計画されているようです。キャスターの仕事を増やしたい櫻井も乗り気だとか」(民放関係者)
そんな櫻井の活躍に危機感をつのらせているのが、日本テレビだという。
「『news zero』のスタッフは特権的にこれまで櫻井をキャスターとして起用してきました。選挙特番にも出演させているので、NHKがブッキングしたことで『色がついてしまう』と危機感を持っているようです。しかし、過去に櫻井サイドから『news zero』の出演を月曜だけでなくもっと増やしてほしいと要請があった際は、ギャラの問題などで日テレが断っていたそうなんです。ジャニーズ事務所もこういった経緯があるので、長い付き合いの日テレからの要請とはいえNHKからのオファーがあれば受ける方向で考えているようです」(前出・民放関係者)
今後は、キャスターとしての櫻井の姿を見ることが多くなりそうだ。
(渡邊伸明)