尾野真千子主演ドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日系)の初回平均視聴率が10%と発表され、まずまずのスタートを切った。
物語は、子供を持たなかった夫婦と、酷いネグレクト(育児放棄・虐待)に遭い言葉を失った男の子との出会いから始まる。日本に実在する特殊な養子制度を題材に“本当の家族とは何か”という問いを投げかける、ヒューマンドラマであり、ホームドラマでもある。
脚本は、大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)を担当した遊川和彦の書き下ろし。尾野演じる梅田美奈の夫で優しくお人好しな信次役には江口洋介、その弟には速水もこみち、妹を坂井真紀が配された。
中でも、このところシリアスな役が多かった江口が、ひょうきんな愛妻家を演じていることから、視聴者からは往年の名ドラマ「ひとつ屋根の下」(フジテレビ系)の“あんちゃん役”を想起させ「あんちゃんキャラ嬉しい!」「江口洋介のテンションいいなぁ」と好評だ。
しかし、「タイミングが悪すぎ」との声があがっているのが尾野。夫がパワハラ問題で揺れる芸能事務所「LDH」の森博貴専務だからだ。森専務の一卵性双生児の兄は同事務所の森雅貴副社長でもある。
「EXILEが所属するこの事務所の元社員が、『パワハラを受けた』と告発したのは“双子の役員、X氏とY氏”と言われています。つまり、暗に森兄弟を指していると言われているんです。尾野は、ドラマの中で虐待を受けた子供を引き取り、心を開かせていくという役どころなのに、夫が暴行などのパワハラ疑惑とは皮肉な話です」(芸能ライター)
LDHのパワハラ問題の波紋は、まだまだ広がりそうだ。