タレントの山之内すずが5月8日放送の「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)に出演し、芸能界へと進出した経緯を明かした。
山之内といえば、ショートムービープラットフォーム「TikTok」内で人気に火がつき、フォロワー数69万人を抱えるインフルエンサーとして知られるが、芸能界入りのキッカケもSNSを介したものだったという。
山之内は「高校2年生の時、4年前の今頃ぐらいにサロンモデルを関西のほうで(やっていて)、インスタグラムで声をかけていただいて。初めて撮影してもらったデータをインスタグラムに載せたところ、今の事務所さんがインスタグラムからスカウトしてくださって」と振り返り、サロンモデル時代に公開した画像が注目され、インスタグラム経由でスカウトされたと説明した。
現在、山之内のインスタグラムでのフォロワー数は27万人だが、当時はそれほどの影響力を持ちあわせていなかったという。「私のインスタグラムのフォロワーが400~500人とか、全然おらへん時に声をかけてくれはって、東京から神戸へ迎えに来てくださって」「この人たちと働きたいなと思って、高校2年生で事務所に所属して、その秋に恋愛リアリティショーが決まって、その次の春には上京してきてテレビに出させていただいて」と、トントン拍子に活動の幅が広がっていった。
これには番組MCのTOKIO・松岡昌宏も「すげぇ! めまぐるしく世の中が変わっていったね」と、直近4年間の山之内の活躍ぶりに驚いたようだった。
「今や“ティーンのカリスマ”と称され、若者からの熱い支持を集める山之内ですが、サロンモデルの写真のみでスカウトされたという経緯もあり、過去には『当時の私は自信もなく、誇れるものもなかった』と不安を感じていたとを明かしたこともあります。それでも、2021年にはCM起用社数ランキングで、フリーアナウンサー・田中みな実や、嵐・二宮和也らと並ぶ6社と大健闘。ネット上では、そんな山之内のSNSを介した芸能界入りに対し、『今時のスカウトってそんなんかね』『インスタグラムだと盛れるからなぁ』『SNSで人気の人はSNSだけでいいと思う。SNSとテレビでは求められているものも違うし、視聴者の層も違う』『この子もそうだが、“何故この子が?”と思わせる子が最近テレビに出てくる』と微妙な反応が並ぶと、やはり、山之内の突出した才能や得意分野が見出せないとする指摘も多く、『この子は何をされてる方なの?』『まだ何もしてない』『これといった特徴がある訳でもなく、なんで芸能界にいるのかわからなかった人物』などの声も見られました。数年間でのあまりのスピード出世により、本人も想像以上に大きな期待を背負わなければならない現状には、やや戸惑っているのかもしれません」(テレビ誌ライター)
SNS人気にとどまらず、テレビにCMと活躍の舞台を広げ続ける山之内だが、そのカリスマぶりにまだまだ世間の理解が追い付いていないようだ。
(木村慎吾)